かっしーのつぶやき
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2004年12月08日(水) 石鹸とお砂糖

旅館やホテルでお部屋に付いてくる石鹸。
カフェでお茶やコーヒーに付いてくるお砂糖。
どっちも捨てられません。我ながらみみっちいと思いながら、いつも持ち帰ります。
子供のころ、母方の祖母が、何かにつけて繰り返し言っていたことが今でも頭にしみついているからです。

「昔、戦争が始まって、一番最初に手に入らなくなって一番困ったものは、石鹸とお砂糖だ」

太平洋戦争が始まって夫は徴兵され、幼い娘二人を抱え、日を追うごとに劣悪になっていく衛生環境と栄養状態の中、彼女はその時、どれほどひとかけの石鹸とひと匙のお砂糖が欲しかったのでしょう。
戦争が終わってそのあとどれほど暮らしが豊かになっても、彼女はどんなに小さくなった石鹸でもほんの少しの砂糖の残りでも、無駄にすることを家人に許しませんでした。
そのことを思い出すと、やっぱり今でもどうしても粗末にできないのです。石鹸とお砂糖。

毎年12月8日がくるたびに、今の自分が石鹸とお砂糖を、そういう心がけを、ちゃんと大事にしているかどうか、心のすみっこで、確認します。


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