かっしーのつぶやき
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2004年12月09日(木) 冬のごあいさつ

2年続けて「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮いたします」。
昨年の1月には母方の祖母、今年は5月に父方の祖母が亡くなりました。

私が「おばあちゃん」と呼ぶのは母方の祖母のことだけです。
私の父方の祖母は、正月の挨拶に来た嫁と孫娘に面と向かって「あんたらが来るとなんだか家に巨人族が入って来たようだねえ」と真顔で言い放ち自らの心に何ら感ずることのないようなタイプの人でした。そして、今思ってみればそれからしばらくして彼女の心は子供に還り私は故郷を離れてしまったので、私と彼女が挨拶以外の会話と呼べるものを交わしたのは、その面と向かって巨人族と呼ばれたときが最後だったのでもありました。

彼女の葬式の時、ただ茫々とした気持ちで式壇を見ていたら、叔父(彼女にとっては実の息子)が寄って来て「なんだよ、そんな神妙な顔するな、98まで生きたんだからお祝いみたいなもんだ」と言いました。
私の仏頂面が哀しそうな顔に見えたんでしょうか。
叔父は善良な人です。


そしてここまで書いてきて、私はその父方の祖母の名前を覚えていないことに気がつきました。
この薄情さは、まさしく私が彼女の血を引いていることの証左なのだと思います。


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