かっしーのつぶやき
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2003年02月17日(月) レディ・ゾロ観戦記 2

レディ・ゾロ、2回目の観戦記でございます。長いです。

まずはお詫び。
観戦記1ではいろいろ大嘘ブっこいていたことが判明いたしました。誠に申し訳ございません〜〜(平伏)。

タニアのアクションシーン中で特に激しいもの、具体的には懸垂で段上に上がるとか手すりの上で平均台ごっことか荷押し車跳ね上げバク転とか撃たれて段上から飛び降りるとかラストの乱取り稽古調連発受身とか首根っこ掴まれてボロ雑巾のように引きずり回されるとかの類は、ちゃんとスタントの方が入って下さってるようです。…たぶん。
私の初日の席は前から4列目だったにも関わらず、そこから肉眼でみた限りではまっっったく気付きませんでした。本日2回目、初日よりももっと至近の席(平たく言うと最前列)で見て初めて、「あれ?もしかして違う人?」と気付いた次第です。
以前「琥珀/カクテル」で初めて宝塚を観た友人が、「あの急な大階段の途中で匠氏が足を高く上げた時には本当にびっくりした、あれじゃまるで平均台だよ〜」と言っていたのを思い出します。要するに今まで、「どんなハードなことでもすべて自前でやらせるのが当たり前」というあの宝塚歌劇団の役者のコキ使い方に目も心もすっかり慣れてしまっていたので、今回も吹き替えだなんて当初は思いもしなかったんですな。なんだか我ながら不思議です。
チャー友の皆さんが私の観戦記1を読んで、チャーちゃんの体をとても心配してしまったそうで…。大変申し訳なく思っております。ほんとにすみません。

あと細かいところでは、黒い垂れ幕の赤文字は「Lady」だけでZorroは書いてなかった、とか。マリアの台詞の「独りで背負いこんで戦う…」云々のくだりは前半ではなくて後半のけっこう大詰めに出てくる台詞だったりとか。あ、タニアのマスクはちゃんと赤…というか深いワインレッド色でした。疑ってすみません。

…以上お詫びして訂正します。

さて、そんでは気を取り直して、本日の「観て感じたことなど思いつくままメモ書き」。1と同様、後日改訂ありえます&ネタバレ大いに注意のこと。

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* 舞踏会の場面のタニア、初日はもう少しお愛想笑いみたいなのを顔に浮かべてたように思うんですが、今日は終始、険しい目つきであたりを見回しておりました。ご令嬢のフリをしている場面なので、ドレス姿で脚はまったく見えませんし髪も結い上げて動きがないんですが、それでもその肩の線とか、ほんの少しの腕の張りとかで今のタニアの感情のゆらぎみたいなことがわかって、ああ、匠ひびきって人はしみじみ「身体表現」のヒトなんだなあと改めて思ったことでした。

* タニアの独り暮らし部屋のファブリック類って、なにげにラブリーなんです(笑)

* 変態バステス隊長、あの濃ゆ〜いキャラ立てが回を追うごとにますます冴え渡っております。個人的に好き過ぎです。
彼の言葉は様々な名台詞に彩られておりますが、今のところ私的にイチオシなのは、ジェシカ様に細剣つきつけながらドスを効かせておもむろに言う「度しがたいな!!」です(笑)。

* 後半クライマックス前の洞穴の場面、初日も泣いたけど、もう展開がわかってるはずの今日もまた泣いちまいました。タニアのおぼこい述懐に続けて執事のベルナルドさんが暖かく語り出すと、もうダメです。わかっていてもジ〜ンとしちゃうです。あの、♪これは父の形見のマスク〜、というタニアの涙っぽい歌声を今思い出しただけで、ううっ、また泣けてしまう〜。

* 本日はタニア本人も大泣きでした。後半、けっこうあちこちで瞳をウルウルさせてましたが、初代ゾロの黒いマスクを渡されたあたりでとうとう彼女の胸元に光るものがキラリと落ちたのが見え、あれ、イヤリングでも落ちたのかなと思ったらばさにあらず、それはタニアちゃんのおっきな目から落ちたおっきな涙の粒だったのでした(笑)。見事なまでに両方の瞳の真ん中からほっぺたの真ん中に、ぱらり、またぱらりと流れては落ちる彼女の涙は、それはそれは美しかったとですよ。
その後も、それはそれは華々しく涙をぱたぱた落としながらソロを歌ってくれたタニアちゃんでした。♪(涙に声を潤ませつつ)こ、れは〜(ひっく)、ちち〜の(うっく)、か、た、み〜の、ま〜すくぅ〜(ひっく)、みたいな。…かわいかった…。

* 最後のアレ(笑)は、ずいぶん間合いが詰められてすっきり仕上がりに。レディ・ゾロがその剣で空に「Z」の文字を書くところも、初日よりずっと切れ味良くなってて、薄くたいてあったスモークをちゃんと切り裂いてかすかに「Z」の文字が見えたほどでした。居残りで書き取りでもさせられたのだろうか。
まあそういう冗談はさておき、フェンシングの剣さばきが初日よりもずっと良くなっていて驚きました。今のこの剣戟は何を表現してるのか、というようなことがひとつひとつ伝わってくるような気がしました。役者さんて、こうして舞台に立ちながら、どんどん自分のものにしていっちゃうんですね。

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私はこの「レディ・ゾロ」という作品そのものがかなり好きなようで、こうして思い出したり考えたりしてるだけでなにやらほんのりシアワセです。
それぞれのキャラクターの視点からいろんな切り口が見えて、奥行きのあるいい脚本だなあと思います。
次回観劇は19日夜の部の予定。一回一回、その時々を味わいつつ、大事に見ていたいと思います。

…それにしても長い日記だなあ。


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