あるところに７０代の老夫婦が
穏やかに暮らしていました
ここ数年は、日常生活に支障はないものの
二人とも体調がすぐれません
動悸が激しかったり、血圧が上がったり
目の手術もしました
春になってからは
可愛い孫が県外の大学に入学して ・・・ 寂しい
長期入院していた兄がなくなる ・・・ 心配
選挙に出た甥が落選 ・・・ ショック
いろいろなストレスが続いていました
ある日、奥さんの脚が突然痛くなりました
近くの整形に通いましたがなかなか改善されず
別の病院の整形で診てもらいました
入院していろいろな検査を受けましたが
原因がみつからず
最後の造影剤の検査で、ＭＲＩにも写らなかった
小さなヘルニアがみつかりました
「このヘルニアが痛みの犯人だ！」
との医師の言葉に押されて
痛みを発症してから
二ヶ月足らずで手術を決意しました
その小さなヘルニアを切除するだけの
比較的簡単な手術が行われました
・・・ 術後２週間で退院 ・・・
・・・ 痛みの改善は、まあまあ ・・・
奥さんが退院した翌朝
今度は旦那さんの首が痛くなりました
その日はお兄さんの４９日です
痛みを我慢して法要を済ませ
昨日まで奥さんが入院していた病院へ行きました
痛みは肩にまで広がっていました
入院して検査の結果
頚椎にヘルニアがありました
「このヘルニアが痛みの犯人だ！」
旦那さんの方は
痛みが発症して、何と
一ヶ月足らずで手術に踏み切りました
椎間板を切除して
そこに自分の骨盤から採取した骨を移植して
クサビでとめる手術です
手術後の医師のコメント
「圧迫されて神経が腫れていた」
「神経の通り道が狭くなっていた」
糸のように細い神経が腫れているのって
目で見て本当にわかるのかしらねぇ（←。←）
ヘルニアが写っている画像を
まるで黄門様の印籠のように見せ付けて
「このヘルニアが目に入らぬかぁ〜！」
って言われたら、知識のない患者は
「ははーーーっm(_ _)m」
ってひれ伏すしかないじゃん(ノ-_-)ノ ~┻━┻
当人が決めたことですから
お見舞に行った私は
これまでの経緯を
なにも言わずに聞いていました
一緒に行った父や叔父がこっちをみて
「神経に触る痛みって経験した者じゃないと
わからないらしいねぇ」
（もぉっ！ケイしゃんに振るんじゃない(ノ-_-)ノ ~┻━┻）
メソッドでも、言ってたけど
ヘルニアはしわや白髪のような
単なる構造の変化であり
異常でもなんでもなく
ヘルニアが無い人の方が珍しいってことを
専門家であるこの医師は本当に知らないのでしょうか？
帰りがけに叔父さん（旦那さん）が・・・
「隣の病室の人は
２ヶ所のヘルニアを除去したんだけど
まだ痛くで、今度もう１ヵ所手術するそうだ」
はぁ〜〜(ノ-_-)ノ ~┻━┻
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