■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2002年11月20日(水) 感情状態

【感情状態】
って聞いたことありますか?

なにかの本に
否定的に考えてしまう癖を直す方法
が書いてあったように思って探してみたら
何回も読んだ本なのに読み返してみると
新しい発見があるものですね

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このような苦境に陥っている人は
思考の対象が
否定的感情の原因になっていると思いがちです

しかし、それはまちがいです
前を走っていたのろのろ運転の車は
とっくに見えなくなり
今では頭の中に存在するだけです

人が経験する否定的感情の本当の原因は
前の車についての余計な考えなのです

頭に浮かんだ考えに焦点を当てるかわりに
それを捨て去ってしまうなら
ちょっと気にさわるかもしれない出来事も
否定的な心理状態に変わることはないはずです

不幸の原因についても同じことがいえます

問題がつらい過去であろうと
将来の不安であろうと
絶望感、感謝の気持のない妻(夫)
責任の重さ、お金がないことであろうと
同じです

あなたが感じている気持ちは
出来事自体ではなく
出来事についてのあなた自身の考え
によって作られたのです

人はどんなにつらいことを考えても
いやな気分にならずにいられます

思考の作り手は自分であり
その思考が今の自分の気持ちを
作っているのだということを
覚えてさえすれば
その思考によって傷つくことはありません

浮かんできた思考をやり過ごしているかぎり
あなたは最低限の影響しか
こうむることはないでしょう

【感情状態】とは
思考を頭の最前列に保ちつづけること
によって起こる
心的傾向のことをいいます

否定的・肯定的を問わず
特定の思考にしがみついたり
それについてくよくよ考えていると

あなたの心は本来無害な
思考が通過している状態から
害を及ぼす可能性のある心理状態
すなわち【感情状態】に移行するのです





否定的な感情状態から抜け出すのは
そこに陥らないように予防することより
いっそう困難です

否定的な感情状態の予防のほうは
思考の力学が理解できれば非常に簡単です

水をもう一杯すすめられても
すでに渇きが癒されていたら断るのと同様に
すでに頭が思考でいっぱいなら
思考をやり過ごすことは
簡単に身につけることができます

思考に執着することのもたらす結果
 ― 【感情状態】 ― 
がわかれば
考えすぎることの魅力は失われていくでしょう
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【TMS】の場合は
痛みの原因をしっかり理解して
身体にたいする不安を取り除くことが
重要ですよね

同じように【感情状態】も
それに陥いる「思考の力学」
を理解することで
予防することが可能だと思いませんか

ネ、ケイしゃん(^-^;


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