■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2002年10月02日(水) 痛みの講義(1)

昨日、父の治療に行ったとき
(^0_0^)先生の【痛みの講義】
を受けてきましたぁ

・・・・・・・・熱弁約30分・・・・・・・・

次の患者さんのことが
チョビット気になったのだけど(^-^;
すっごくおもしろかった(*^.^*)

TMSによる痛みが
「単に精神的な弱さによる痛み」
「心の問題」
って誤解されることが辛いよねぇ

身体のなかで起こっていること
を正しく知ることができれば
今の痛みが構造的な問題ではないって
わかるのにねぇ。。。

せっかく教えてもらったこと
忘れないうちに書いておこっと

できるだけ分かりやすく
書いてみますね

「痛い!」ってイヤですよね

例えば
注射をするときに
チクッと痛みを感じるよね

針を刺したとき
皮膚にある侵害受容器が
針の刺激を感じ取り

それが脊髄神経を通じて
脳に達した時点で「痛い!」
と感じるんだそうよ

でも、そのチクッとした痛みは
一瞬で消えてしまいます

それはね
脊髄後角という部分に
「痛みのゲート」があって
瞬間的な鋭い痛みを感じると
そのゲートは閉じるしくみに
なっているのだそうです

では
「針で刺す」とか「捧で叩く」
とか以外の
いわゆる「腰痛」とか「肩こり」
といわれているは痛みは?

これは
脳が「痛い!」と感じるまで
別の道筋をたどるみたいよ

物理的な刺激がないのだから
はっきりした「痛みの元」
を見つけるのは難しいけど

どこかで発生した
「モヤモヤした煙」
を脳が感じ取り
交感神経を優位にするの
戦闘の準備OKってこと

交感神経が優位になると
心拍数が増加(ドキドキ)したり
血圧が上がったり
汗が出たり
抹消血管が収縮したりするのよ

血管が収縮すると
いろいろな場所で組織が
酸素不足になるわよね

で、その酸欠になった部分で
発痛物質ブラジキニンが
血漿から産生放出されるの

そのブラジキニンが
侵害受容器を刺激して

後は一緒よ
その刺激が脊髄神経を通じて
脳に達した時点で
「痛い!」と感じる

でも、その
「ズキズキ」
「ジワジワ」
「ピリピリ」
「ズーーーン」
とした痛みの場合

その後またまた
大きく違うところがあるのよ

「痛みのゲート」がねぇ
閉じてくれないらしいのよ

なんでかって言うと
その痛みは
「刺した」とか「叩いた」とか
の単純な原因ではなく

自律神経や意識や情動や記憶
が絡んでいるから、らしい・・・

「モヤモヤした煙」
だからねぇ(←。←)

痛みが長く続くほど
ゲートは開きっぱなしになって
チョットした刺激で
痛みを感じるようになっちゃう(−。−)

これ↑は(^0_0^)先生のHPの
【FILE】『痛みの悪循環』の図の説明でしゅ

解かってもらえたかしら?

でも
ヘルニアが神経を圧迫することが
物理的な刺激になるんじゃないかって?




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