| 2006年07月14日(金) |
ROCK & READ感想。 |
パラパラとは見つつもずっと保留にしていた、ROCK & READをちゃんと通して3人分、やっと読みました。
きつかった(…笑)。すんごい呼吸が苦しい内容でした。
解散に至るまでの流れがよく言えるなーと感心するほどぶちまけられているので、私が今まで思ってココに書いてきたことが当たっている部分と違っていた部分とはあったわけで、ああそうだったのか、と思ったことも多かったです。でも私が感じたことは、その時その時点での情報での判断であり、違っていたからといって良くも悪くもないと思ってます。
強く感じたのは、3人が、特にキリトとコータが繰り返した、義務感および責任感についての意識の相違。端的に言えば、それが薄れてしまったことが離れる主たる原因だったんじゃないか、という共通意見。 ジャーとしては辛いけれど、きっとそれは当たっているのでしょう。それが最初にキリトが出したコメント内の「ファンのためにやってるわけじゃない」発言に繋がったこと、それは責任放棄であり使命感がなければ結果が出せるわけではないという意見、それはとても正しいと感じました。
だけどその義務感や責任感でやっていくということ、それは多分理想論だ。 だけど、正論だ。
そして、使命感でやってるわけではないというアイジの言葉、それも多分理想論。 だけど、それも正論だと思います。
お互いがお互いの立場で、考えで理想を掲げて、それがどうしても平行線だったということなのかなあと、ぼんやりと感じます。そしてやっぱり、この温度差(という言い方が正しいかは分かりませんが)が生まれる背景は、何年もかけてあったんだろうな、と思います。 ぶっちゃけ、何年も活動している中、個人的な諸々とかも含めて亀裂が生まれていって、それも根底にあったと思いますよ。同じ意見でも、相手によって印象変わったりするだろうし。…こう考えるのも悲しいけれど。
個人的には、タケオさんの立場とかスタンスとか行動が一番分かるかな、と思います。まあね、コ−タンは兄弟だし、お兄ちゃん寄りになるのも共感できるのも分かるんですけれど。私だったら、やっぱり、タケオさん的な風に動くかなあ。そう思いました。
でもやっぱり、アイジと潤くんの話が聞きたいです。聞けないと分かってるんですけれど、やっぱり、一方的な発言ばかりなのは苦しい。 きっと、2人は2人で話してたりしたんじゃないかと思うから、どういう経緯でどういう話がされたんだろう、と、3人側の話を読んだからこそ気になりました。
話は飛びますが、ネオサイクロイドの電脳思考回路のペット話を今更全部読みました(週に一回くらいもログインしてないので…)。純粋に、知れて良かったし、愛情や悲しみがとてもよく分かる内容でした。その子がずっと、今も一緒にいてくれたら、と言っても仕方ないことを、どうしても思わざるを得ないです。 でも、こんなこと思うのも不謹慎かもしれませんが、文章がうまいなあ、と思いました。うまくなった、かな。うまく読者を引き込んで、すごく共感を誘う文章だなあ、と。uv連載の時も思ってましたが、バンドマンでここまで長くまとまった、訴えかける文章を書ける人ってあんまりいないと思うので、単純にすごいです。
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