みかんの日記
みかん



 遺品

姑や義妹などがいなくなっても
その後舅がいたので
なかなか部屋の中のものを片付けられなかった。

昨日の日曜日にその部屋の中の引出しをあける。
色々な大切にしていたものが出てくる。
アクセサリーや指輪など。
私が戴こうと思った指輪はサイズが小さかった^^;
後で直して戴いて使わせてもらおうか。
そう思いつつまた中にしまっておいた。
バッグなども全部丁寧にしまってあるけれども
今となっては申し訳ないが
使えないようなものばかりだった。

夫が5歳の頃に資産を全て故郷に置いて
ほぼ無一文で上京して以来、
姑の母がお歳暮やお中元に現金を送ってくれたようで
その現金書留の封筒が丁寧にしまってあった。
中の手紙も拝見させてもらった。
親の有り難味がしみじみとわかる文面。
苦労をしてきたのだな、と改めて思う。

毎年出していた年賀状の残りが出てくる。
舅が趣向をこらして考えた文面で
生前は風変わりな突飛な内容で
内心眉をしかめがちだったけれど
今読んでみれば味わい深いのかもしれない。

写真も沢山出てきた。
家族で旅行したらしい写真や
姑の同窓会で温泉に行った写真など。
姑の実家の母の葬儀の写真には
夫が詰襟を着て焼香をしていた。
自分の息子が先日同じ事をしていたんだなぁと
しみじみ思いながら眺めた。
今はいなくなってしまったが
家族で団欒のひと時の写真を見ていると
何だか悲しくなってしまった。

刺繍が丁寧に施されたテーブルクロスが出て来た。
義妹が作ったものだと思われる。
ビニールに入れてきちんとしまってあるものの、
布地にシミが点点とついてあった。
あまりに綺麗なものなので手洗いで洗ってみた。
使えるものなら使いたい。

物は残っても人はいなくなってしまう。
しまってあるものは何も言わないけれども
その人となりを語っている。


2004年05月17日(月)
初日 最新 目次 MAIL


My追加