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■ 生きててよかった
今日はいよいよライブ当日。
仕事をとにかく頑張って終らせて 夕食は2階でお願いね、と言って そそくさと次男と家を出る。
しかしどうやっていこうかと考えておくのを すっかり忘れていた。 バスに乗って田園調布経由で行かれるかとも思ったが、 雪谷大塚から池袋まで行って丸の内線がいいかとなる。 (後で考えるとあまりいい方法ではなかったかも) 雪谷大塚駅にケンタッキーがあったと思ったのが 見るとドトールに変わっていた。 そこで軽い食事をする。
それから電車に乗ってドームに着くと もう30分前くらいだった。 もう少し早めに仕事を終えたかったのに。。 案の定プログラムもグッズも人だかりがして もう何もない状態だった。 仕方ない。 今日はこの目にステージを焼きつける。 それが1番だと思った。 次男もドームは初めてで、 すごい人だねぇ、とおのぼりさん状態で めざす通路に向かって人ごみに揉まれながら進む。 席はS席で、1階3塁側26列202&203番。 定価よりもあまり上乗せしない価格での落札でラッキーだった。 後ろが通路で席を立っても気がねしない。
始まりがとてもドラマチックだった。 フランス中世のアントワネット時代に流行った 帆掛け舟を頭につけた髪型の女性が客席の端から歩いてくる。 反対側からは男性が。 赤いフラメンコ衣装の女性が、 そしてヴェネツィアの医師が黒死病の診察に使ったという マスクをつけた道化師が。 そしてバレエの衣装をまとった女性が 皆舞台に向かって集まってくる。 (ヨーロッパの象徴だろうか) 次にバリの舞踊の衣装をまとった人、 中国の男女が剣を使って立ち回りをしたり、 インドの身体の柔らかな女性が箱の中から 身体を伸ばして現れたり、 もちろん日本の着物姿の女性も踊っている。 (こちらはアジアの象徴のようだ) 三美人の彫像の周りを踊ってその彫像も動き出す。 世界中の歴史の人達が一同に集まった、 或いは世界の平和、カオスなどを表現しているのだろうか。
そしてそのクライマックスの後のステージにポールが表れた。
HELLO-GOOD-BYEで始まってJET、GETTIN' BETTERと 思い掛けないアルバムの曲が演奏される。 大好きなBLACKBIRDの時はウルウルに。 ビートルズ時代の曲も多く演奏された。 思い掛けなかったのはSHE'S LEAVING HOME. かつての自分の思春期を唄った曲として お気に入りだったのでこちらも大感激。
キーボードはもうリンダではない。 あそこにかつていたのだろうな、と思うと 年月の流れを感じた。 彼女に捧げるMY LOVEは素晴らしかった。 JOHNに捧げるオリジナルの曲も。 GEORGEへのSOMETHINGのウクレレバージョンも 皆皆心を打った。
2002年11月14日(木)
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