ディリー?闇鍋アラカルト
DiaryINDEXpastwill


2004年12月18日(土) 母系ネットワーク

僕は、前の記事で、母系社会の方が正直で居られるように思うと書いた。
人間は男と女で成り立ち、双方とも多くの異性を好きになる。男の方にその傾向は強いとは思うけれども・・・もし一人の人間しか愛せないとしたらどんなに寂しい事だろう。それに、それが人間の本質だとしたら、結果として多くの子孫を作れなくなり、人類は今日の繁栄を築く事は出来なくなっただろう。
一人の異性だけを愛するというのは父系社会に有利な倫理観では有っても、人間の本質的な心理にとっては相容れない部分を含むのだ。
勿論、人を愛するのは、様々な要素が有るので、例えば性的にはキムタクに惹かれようが実際には金や家柄やなんやらの都合でキムタクでない人と大抵は結婚する事になる。それでも、愛せないなんて事ではない(程度の問題でも有るけれど)し、子供も出来る。
もし、キムタクしか愛せないとしたら、キムタクファンの何百万女性は一人の例外を除いて子供が出来ない事になってしまう。程ほどで妥協出来るのが良い所でもある。
僕にしたって、理想の異性像はと聞かれて、身長162cmくらいで、外見はオードリーヘップバーンの若い頃で、好奇心に富み、僕の指向する全ての分野で僕とタメの楽しい語らいが出来る人・・・なんて言ったら「そんな人なんている訳無いよ。アホか、おまえは」と言われるのがオチで、程々でなくては愛せる人が居なくなってしまう。でも、その程々であっても十分以上に感動する人、心ときめく愛したくなる人たちはやはり居るのだ。全ての属性を満たさないとしても・・・・
結婚式での愛の誓いは僕には出来ない。永遠になど約束できるわけはない(それに、僕は「愛」という言葉をあまり用いない人間なのだ、「愛」の言葉の中味も他の人と多少違っているので、この記事では他の人が使う「愛」という言葉の意味に近付けて書いている)。

という訳で、僕はこの日本で公認されそうな結婚というものをする気がないのだ。
「結婚する気がない」と言うと、「女が嫌いなの?」なんて聞かれたりするけど、実の話、女は好きだ。一緒に暮らす事も有り得る。でも、僕のこうした考え・感じ方を理解してくれる人でなくては無理だろう。また、相手の女性は理解してくれるとしても、その両親は・・となればまず無理だろうから、親離れしている人でなければ難しい。
また、一緒に住むという事も必ずしも必要でないかも知れないと思う。
古代日本では女の家に男が通うという形であったのだから。これは、現段階ではあくまで個人のお互いの信頼による男女の形であって、社会と呼べる程のものではないけれど、このような流れ、考えをする人が増えるなら、そして現代では交通・通信技術が飛躍的に高いわけだから、近くに住まなくても構わないとも思う。
そういう人たちがネットワークを作るなら、擬似社会も可能だろう。
僕は20代の頃にこんな事を構想していたのだ。



いなっち |MAILHomePage

My追加