ディリー?闇鍋アラカルト
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2004年12月15日(水) 母系

ここで言う母系は僕の母方についてという事でなく、母系社会と関係した話だ。
母系社会と父系社会の違いについては知っているだろうか?
母系社会では女の家系が代々続く。父系社会では家系が男で代々続く。現代日本に一番多い有り方だよね。女は他所から迎える。女は男の姓に変更し、生まれた子供も男の姓となる。あまりにも有り触れているから、それと違う形が有る事すら考えない人が多いだろう。
しかし、日本の長い歴史の中で、この父系の形であるのはむしろ短い期間なのだと言える。高校時代に古典を自覚的に学んだ人なら、源氏物語が父系的一夫一妻の愛の物語ではない事を知っているだろうと思う。光源氏はただ一人の女性への愛を貫いた人などでなく、何人もの女の家に通う男であった。男は外から通い、家は女の家系が続く。母系の1タイプだ。
男の家に女が嫁ぐ形というのは時代劇なんかでもそうなので、それが多数だと思ってしまいやすいが、江戸時代であっても、圧倒的多数を占める農民漁民もそうだと言うわけじゃない。父系は日本の場合天皇・武士など、権力者の側から次第に広まって行ったのだ。
母系社会について検索したら、次のサイトが出てきた。この闇鍋で母系社会について説明を十分しているわけにも行かないので、覗いて見てね。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bokeishakai/index.htm

一夫一妻の世の中では、女が他の男と交わるなら、それは不倫という事で、問題になりやすいけれど、男が他の女と交わるなら、それは男の甲斐性という事になったりする。それは、不平等のようだけれど、実際の話、余所者である女がほかの男と交わって子供が出来るなら、それはその家系の子供ではない。家系が男で繋がっている場合は、男が他所の女と交わって子供が出来ても、正妻に子供が出来なかった時のスペアになる。つまり、男の浮気は家系を存続させるのに役立つが、女の浮気は家系を断絶させる事に繋がるから、女の浮気には容赦ない倫理観が出来る。
それは、紫式部のと時代とは違った倫理観だ。
紫式部と同時代の和泉式部には4人のBFがいたらしいけど、それが不道徳などと責める人は居なかっただろう。
僕自身好きな女性はただ一人というわけじゃない。自分に認められる事は異性にも認めるようにしよう。だから、僕のGFが他にもBFがいたって、それを認めるようにしたいと思う。

僕は母系社会のほうがより自分に正直で居られるように思えるんだ。
だから、僕が誰か異性に「あなたの事好きだよ」って言っても、あなただけじゃないって事も分かってね!


いなっち |MAILHomePage

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