ミドルエイジのビジネスマン
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2012年05月06日(日) 人生で一番輝いた日々がその人の本当の姿だ

男は、40歳の男盛りの日に大工の棟梁として棟上の屋根のてっぺんに立ち、力強い声で指示を飛ばしていた。女は35歳の女盛りの日に大勢のお弟子さんや家族の見守るステージで日本舞踊のお師匠さんとしてその身のこなしからオーラを発していた。

人生で一番輝いた日々がその人の本当の姿だ。

もしかしたら、小学校の運動会の日に、みんなが参加賞の鉛筆しかもらえない中で一等賞を取って、肩で息をしながらも、手にしたノートと鉛筆を大事に抱えていた日が人生で一番輝いた日だったかもしれない。
あれは幾つのときだったか、自分でも覚えていないが、母に抱かれて、優しくうなづく目を見ながら眠りについたのが人生で一番輝いていた日々だったかもしれない。

今はもう、それらの日々の出来事を、ぼんやりとしか思い出すことができなくなったかもしれないが、人生で一番輝いた日々がその人の本当の姿だ。

私たちのデイサービスに来られる利用者の方々が人生で一番輝いたのはどんな日々だったのだろうか。そういう思いがあれば、きっとゲストの迎え方を誤ることはない。

スローガンではないんだ。モットーとも違う。ただ私たちの心の中にある思いなのだ。


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