NM Syndrome

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2002年11月15日(金) たまには本の話

実はとても苦手なのだ。
小説とかで読むのは好きだし、ドラマも映画も大丈夫だと思っている。
勿論石田ちゃんも大好きだ。
だけれど、実際に憑かれた人とかを見るのはとても苦手なのだった。

人の変貌する様というのは見ていて気持ちのいいものではないし、
それ以上にその人の身体の中に別のものがいるという感じはざわざわと総毛立つものがある。
一番怖いと思うことは何かと言われたら自分が自分でなくなることだと言い切れるくらいだ。
アルツハイマーとか怖いもん。
え、唐突すぎる?(笑)←それに石田ちゃんに何の関係もない(笑)

そんなわけで「金スマ」はさらっと流しながら見ていただけ。
幾ら中居君のビジュアルが良くても石田ちゃんてば可愛いわーとか思ってもあまり見たい話ではないんだよね。
ただ今日はリフォームが主だったのでリフォームされたお家は見ました。
関心があるのはキッチンとお風呂場関連。
やっぱりお家の基本は台所でしょ(そう思うのは私だけか)
ここが居心地がよくないと女性はなんとなしに座りが良くない気がするんですわ。
レンジの上のあの大きな換気扇は羨ましい。うちにも欲しい。
・・・・・・こんな感想しか出てこないなんて不調だな(苦笑)

もういいや。今日は別のことでも。
最近久し振りに2冊も立て続けに本を読み終わった。
ようやく読書熱が復活したかな?
以前なら一日3冊とかざらだったんだけど、今は一ヶ月に3冊くらいだものね。
ほんとに集中力が失せたというか。
今回読んだのは創元文庫の「家蝿とカナリア」(ヘレン・マクロイ著)と「死者を起こせ」(だったかな?手元に本がないので不確か)
どちらも推理小説でどちらかと言えばノスタルジックな香りのする昔風の推理小説だった。
「カナリア」の方はタイトルどおりキーになるのは蝿とカナリアで犯人を特定するのに心理学が用いられるのが特徴。
とはいっても今風のプロファイリングではないのは舞台が第二次大戦下のNYのせいか。
話の中核を成すのも俳優や女優といった虚像の人々なので余計に懐かしい感じがするみたいだ。
ウソである世界に夢を見れるというか。現実が追いついてこないところが好きなのかも。
一方の「死者」はフランスが舞台。
謎の提示と犯人探しという極めてオーソドックスな形の推理小説で、これもまた古き良き推理小説の香りを残している。
珍しくどちらも気に入って近頃の私にしては早めに読み終わったのでした。
本格推理とか好きだけれど、興味はトリックとかにはないのね。
そりゃあスゴイトリックを見せられた時には素直に感嘆するけど、
それ以上にその話を気に入るかどうかは私の場合はどうやら雰囲気があるかどうかにかかっているらしい。
余韻のある話。行間を読める話。作者独自の色のある話。
どのジャンルであってもそういうのが好きだ。
一時でも別の世界に連れてってくれるもの(別にSF・ファンタジーに限らず)
どうやらそれを求めているらしい。現実逃避か?(笑)
まま、それもまた一つの読み方だということで。

この調子だとアレグザンダー・ケントの「決然たる出撃」も読めるかもしれないな。
ボライソーシリーズの25巻目。大好きなシリーズなのに主役だったリチャードが前巻で死んでしまってから読む気になれなかったんだよね。
ちょっと読んだだけで涙が出てくるから(実は本でぼろぼろ泣ける人・苦笑)
大好きだった人の周りの人が彼が死んでからどんなふうに彼を思い出し、そして生きていくのか。
そのお話のようなので少し覚悟がいるなあと思い手付かずだった本だけどそろそろ読んでみる時期のようです。
目が腫れてもいい休みの前にしよ(大笑)

たまにはこういうのもいいか。


伊波