rioshimanの日記
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| 2005年04月10日(日) |
世間は広いようで……と言うけれど(2) |
実はこの絵画グループに参加したのには伏線がある。糖尿病治療にこの診療所を訪れると玄関から入ったすぐの待合せロビーの壁面に大きな畳二畳ぐらいの風景画がかかっている。白樺林だろうか、主にグリーンと白色を使った清潔な画面で、私好みの絵である。そして静かな病院の雰囲気にとても良くマッチしている。その絵を待ち時間に何気なく見ていたが下隅に作者のサインらしきが入っているのに気付いた。アルファベットのサインを辿ってみるとどこか記憶ある名前だった。
それで看護婦さんに尋ねてみた。「この絵を描かれた方は○○○で教えてられる方ですか?」「ちょっとお待ちください、訊いてきますから」
しばらくして看護婦さんが戻ってきた。「そうだそうです。」「そうですか。どうもありがとうございました。」
以前から風景画を描くチャンスも狙っていたので、とにかく教室を覗いてみたいと思った。そういうことで現場に出かけて行った訳である。
気温も上昇し、今日あたり満開になった桜も、残念ながらこの風でもう花吹雪になって、はかなさの美を競うようになって来た。季節の移り変わりは速いものだ。これからはスケッチのため戸外に出て行く機会も多くなるだろう。
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