rioshimanの日記
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2005年04月18日(月) 万年筆の世界

 どうも私は万年筆フェチ入口に片足踏み入れそうである。

 今までに国産のもの数種類、外国物ではモンブランの安い奴も買ってきた。だが、どういうわけか万年筆は次々に目の前から姿を消して行ってしまう。
 恐らく部屋の中のどこかに何本かはあると思うのだが、どうも自分はそれらを管理をするのが苦手らしい。万年筆は部屋の隅々どこにでも居場所を確保していて、時々思い出したように顔を出してくれる。

 先日も手紙を書くのにどうしても万年筆が欲しくなり、ヨドバシカメラに直行して最低限書ければよいからとヨドバシのサービスポイントを使ってその範囲内で買える1万円ぐらいのパーカー・ソネットを手に入れて来た。

 だが最近になって一生使えるようなもう少し本格的な万年筆が欲しくなった。それで今までそうしたことはなかったのだがインターネット索引で国内販売店を調べてみた。10店ぐらいが出て来た。各店はそれぞれに特徴を出して売り込んでいる。価格はあまり大差はないが、何故かそれら店の多くは大阪市中央区に集中している。

 その中の一店に以前から欲しいと思っていたイタリアのアウロラ製・万年筆とボールペンを注文。するとちょっと凝ったものにしたものだから本国から取り寄せるのに時間がかかるという返事。仕方なく2,3週間待つことにして、全くタイプの違うペリカン製(これはドイツ)を注文。

 それからずう〜っと他店のホームページも閲覧してゆく。そうしているうちに万年筆の世界も色々と変化に富んでいることが分かって来た。今まで私の全く知らなかったメーカーも頑張ってくれている、と書くのは万年筆製造の世界はかつての日本のような大量生産をする会社から、真に工芸品を手作業で作るような家内工業まであって応援したいような気持ちが湧いてきたからである。その中でイタリア・ナポリにある「デルタ」の製品には、今の時代にこんな仕事をしている所もあるんだと一種の驚きさえ感じてしまって、全くのファンになってしまった。



 このメーカーの製品は発表されたと思ったらすぐに売り切れになってしまう、従ってなかなか手に入らない、そのような魅力ある製品が多い。世界中で新製品を楽しみに目を見張って待っている人がいるのだ。私もその仲間の一人になってしまいそうだ。


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