rioshimanの日記
DiaryINDEX過日NEXT


2004年10月14日(木) コス島(3日目)

 今日はここコス・タウンからバスで一時間ぐらい、島の西南端部にあるケファロスまで行くことにする。やはり島のパンフレットの写真を見てここに行くべきだと思った。

 9時10分発のケファロス行きのバスに乗ろうと時計を見ながら10分前に長距離バス停に着くとちゃんと前窓に電光版標示の付いたバスが待っていた。こちらのバスは定刻通り動いている。車内は地元の人と観光客らしきが半々。途中で乗り降りがあり、終点地に降り立った観光客は私を含め3組、7人ぐらいだった。

 ケファロスの町は小高い山頂にあってバスはそこまで登り、目指す海岸風景はその少し手前、通り過ぎたところにあった。そこでひとまずあたり全体が見渡せる一番高い所まで登り、周りの様子を探ってから海岸まで引き返すことにした。


 バス停に引き返し、側のカフェ・バーで軽食を取る。

 さて山を降り、目的地まで歩いて行くには少し距離があった。折り合い良く次のコス・タウンに引き返すバスがやってきた!。運転手にパンフレットの写真を見せ、この景観場所まで行きたい故を言ってその場所まで乗せてもらう。

 先ず、海辺沿いに目星にしていた湾の中に浮かぶ一つの島の側まで近づき、それから絵にするのに適した場所を探してあちこち移動する。浜辺には紀元前の遺跡があちこちに散らばっていた。私は段々と背後の山に身を移し景色の様子を見る。岬の端のホテル背後では檻内で飼われているヤギたちに睨まれたり、番犬に吠えられたり。景色がすばらしい所には必ずホテルが建っている。

 何箇所廻った末に、少し小高い所に建っている一つのホテルの前庭にとうとう私は特等席ともいえる場所を見つけ、そこに椅子を構えた。


 その場所から眺める海側の景色は絶景だった。一番良く眺められるにはこのホテルの位置がベストだった。スケッチを終えやっと帰ろうとする時、丁度散歩から戻って来られたご夫妻に遭遇した。そこでこのホテルに一晩どれくらいで泊まれるのかを尋ねてみた。手頃な値段だった。ご夫妻は早速管理人にご紹介しましょうと私を連れて行こうとするので、今度ここに来た時に是非とも泊まりたい故を話した。実際、その時点でコス・シティに宿を取っていなければおそらく此処に泊まっていただろう。このホテルの環境なら少なくとも一週間ぐらいはヴァカンスを楽しめ、落ち着いて絵も描けるだろうと、しっかりとこのホテルのことを記憶に留めて帰途に就く。

 コス・タウン行きのバスは1時間に一本ぐらい。このバス待ち時間に友人への絵はがきを速描きし、後に日本向けに送る。


rioshiman |MAILHomePage