rioshimanの日記
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| 2004年10月10日(日) |
パトモス島(4日目) |
10時頃タクシーで大聖堂のあるホラに登る。ホテルを出る時、宿のご主人が玄関に立っていて挨拶をする。大柄のとてもやさしそうな人だった。
早速昨日の作業の続きをする。早めに切り上げ、今日はホラのもっと向こうの背面の方へ足を運ぶ。山をぐるっと半周するがその先は変化に乏しい景色なので引き返し、途中で足下に見えた美しい港のほうに足を運ぶことにする。
港までは相当な石ころを積み上げて作った険しい山道を海への方向だけを頼りに下って行く。何とか村らしき所に出られ砂浜に向かう。
ここにも一つのまとまったビーチに沿った村が広がっていた。沖にはヨットも浮かんでいる。人は時たま通るほど。今の季節はのんびりしたもんだ。木陰にゆっくりと腰をおろしてスケッチする。ここはパトモス島では夏の人ごみの混雑を避けた穴場だろう。お互いに気心の知れた二家族だろう、ゆったりと流れる時間にお互いの笑い声が浜辺に交錯していた。
私も2軒あるカフェ・バーの一つに入りその様子を眺めながら時間の流れに身をまかす。

大分遠くまで歩いて来た感覚があったので、帰りには道を歩いているところを通りかかったタクシーを拾う。 運転手は外国人がこんなところをトコトコ歩いているのがよほど不思議に思えたのだろう、いったいどこから来て、何処に行っていたのかと熱心に訊いて来た。 ホテル近くのスカラ港で夕日に照らされた一艘の舟をスケッチ。静かな時間が流れている。 宿に帰ると今日はだいぶ歩いたのでよほど疲れていたのだろう、食事も取らずそのまま睡眠。
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