rioshimanの日記
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2004年10月06日(水) カリムノス島(2日目)

 ここカリムノス島の面積はそんなに大きくはない。昨日行きたいと思った場所までは約6km、タクシーで行くことにする。

 目的の場所あたりには沢山のビーチが広がっていて、夏には海水浴客でいっぱいになるだろう予想がついた。バス停の看板も短い距離で各ビーチ前に立っている。メボしい位置でタクシーを止めてもらう。

 腹ごしらえをするために一軒のレストランに飛び込む。田舎にある庶民的な雰囲気。メニューに料理の数もそんなに多くはメニューに載っていない。本当にギリシアの家庭料理だ。
 女店主と少し話をして私が日本人だと知ると、彼女は遠方までよく来て下さったと食後に自分からの気持ちだと言ってスイカや桃のデザートを皿に盛りサービスして下さった。日本では考えられないこと、本当に心底嬉しかった。



 スケッチのあと、もう一つ観光案内パンフレットに載っている写真の場所に行ってみたかった。この島は海岸が切り立っているのが特徴。写真はそのような崖の下にひっそりと立っている真っ白い修道院だった。その場所を訊いてみると帰り道の途中にある。私はそこまで歩いて行くことにした。


 目的地 Kantouniまでの距離は地図で想像していたよりは長かった。全く初めての土地をスタコラ歩く。道の両脇にはいかにも観光地らしくレストランや土産物屋があちこちに並ぶ。

 Kantouniに着くと修道院があるだろう海に貼り付いた岸壁の岩道を海に落ちないように気をつけながら懸命に進むが、なかなかそれらしい場所には到着しない。と同時にどんどん日が暮れて来た。このまま行くととても無事に引き返す自信が持てなくなってきたので、もう行くのは諦めて引き返すことにした。
 (後に見た資料によると、この修道院に近づくには海からのボートによる手段がベストのようだ)

 Kantouniの町に帰って来た時、丁度日光が海に沈むところだった。建物の手摺に上り夢中でシャッターを切る。50枚ぐらい撮影した。

 そこからホテルまでは地図を見て1時間ぐらいだろうと推測しテクテクと歩くが、やはり大変なので途中でタクシーを拾う。だがこちらのタクシーは同方向に行く客を次々に拾って行く。別客の都合でホテルのある港に着く前にタクシーから降ろされてしまった。
 私は方向感覚が良い方だと思っているが、それでも道を尋ねながら現在滞在しているホテルの場所にたどり着くまではやはり大変だった。
 この時ばかりはギリシア語を少しでも勉強していて本当に良かったと思った。


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