rioshimanの日記
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| 2004年09月29日(水) |
レスヴォス島・シグリ(3日目) |
朝一階のカフェバーで朝食した時、もう一日滞在を延期することを告げた。客もドイツから来た女性2人一組だけだ。
カフェバーの主人がその宿もやっているが、出発のバスのことで彼から大変なことを聞いた。ミティリティ行きのバスは一日一回で、それも朝7時、しかもこの時期は月曜と木曜しか出ないというのである。「エッ〜!。」 すると今日は水曜日だから明日が木曜日、いずれにしろ今日は出発出来なかったわけだ。ちょうどうまいタイミングに引っかかった。明日は大変だが早起きしてバスに乗らねばならない。
ずっと気になっていた場所を描きに行く。板を4本並べて作った桟桁。その両側にボートがずらっと停泊していて、その背景になる遠くに島が横たわっている。
先客がいた。一人のおじいさんがやはりその側の緑色のベンチで休憩している。 声をかけるとそのおじいさんは私がギリシア語が分かると思ったのかジャンじゃんと早口で話しかけてくる。 私が分からないと言うと、そのうちに諦めて向こうの方に行ってしまった。 本当にこの人たちとギリシア語で会話したいなぁ。でも生きているうちに可能性は薄いだろう。残念。
 お昼頃小雨が降ってくる。大変だ、水彩画なので雨は大敵だ。現場とホテルを行ったり来たり。
夕方、明朝出発するバス停の確認に行った。町一番のタベルナ(レストラン)の真ん前だ。いつも夕方から夜にかけて地元の人で賑わっている。そこで食事をしている人達に訊ねる。
「ミティリニに行くバスはここから出るのですか?」 すると意外なことを聞く。その中で一番ボスらしい人が寄って来て 「バスは月曜と木曜の週2回だけ朝6時に出る」と私に言い含めるかのように自信気に言うのである。 カフェバーの主人は確か7時だと言っていたが。はたしてどちらが正しいのか、さあ困った。もちろんその場所には停留所の面影さえない。
とりあえず朝5時には起き、6時出発の用意をして、やって来るバスの様子を見ることにした。バスの停まる位置は私の泊まっているホテルから左に道路を挟んだ2軒目の前、ベランダから顔を出すとすぐ下に確認出来る。
「翌日へ」
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