rioshimanの日記
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今日も風が強い。だがめげずに午前中、昨日に描いていて途中で日没になり仕上がらなかった絵の続きをする。そしてホテルに近い場所でも一つ大きな画面に新しい絵を描く。75点ぐらいだが何とか及第点のものが出来上がる。だがこのアルシュに似た水彩紙はなかなかのくせものだ。まだ可能性の20%も使いこなしていないかも知れない。 宿に帰ってからも夜中に起きて気になるところに手を入れる。すると画面の様子がガラッと変わる。この時はスポンジに水を含ませ絵の具の濃くなったところを拭き取ったのだが、意外に簡単にうまいように色が薄くなる。その他引っ掻いたり付け加えたり、それら作業を十分に受け入れてくれる紙だ。
今日、以前から入ろうかと気になっていたインターネット・カフェに夕方、港のスケッチからの帰りに入る。昼間に外から見たのだが、パソコンは一階の入り口脇にあって4台くらい。子供たちが使っていたので覗いてみていた。
店内は誰もいない様子だったが2階に上がって料理を用意しているシェフに使ってよいかの了承を得てパソコンの前に座る。
最初にズラッと並んでいる3台のうち一つを使用するが日本語が表示されずに化けてしまう。それでも分かるところでもと文字を推測しながらメールがどこから来ているかだけでも見てゆく。 間もなく2階からシェフが駆け下りて来て、もう一台の奥にあるパソコンのスイッチを入れる。その様子を見ていたので私も試しにそちらに移動してMacのWebメールをチェックしてみると……こちらは日本語がちゃんと現れてきた。シメタ!。
それで40件ぐらいあったメールを確認し、ついでに日本で見ている他の人のホームページも閲覧する。 こちらのパソコンには日本語を打てるキーが備わっていないので日本語メールを打つことが出来ないのは残念だが。(ローマ字か英語は打てる)まあ重要なメールが入っていなかったので一先ず安心する。
インターネットを見終わったところで席を立とうとすると子供が駆け寄ってきて「Fini?(終わった?)」と訊く。「そうだ」と答えると「6.4Euro」と言う。そうだ無料ではなかったのだ。自由に使っていいと言うので親切な店があるものだと思っていたのに。でも気持ちがいい。その足で2階に上がり料理を注文する。ワインとシェフ・サラダ、それにキノコ添えチキンにデザート。味はまあまあだったが接待も洗練されていて印象は悪くない店だった。店内も次々に客が現れ満員だった。チップを何時もより多く置いて来た。

「翌日へ」
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