rioshimanの日記
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2004年09月18日(土) ヒオス島(2日目)

 シンガポール空港でメールを打って以来パソコンを使っていないので、何か緊急の連絡が入っていないかと気になっていた。
 昨日までのサモス島ではインターネット・カフェが2軒ほどあったが、造りからして閉じ込められた空間のようでどうしても入る気持ちになれなかった。



 このホテルの管理人室にはパソコンが置かれていてこちらからも良く見えるので、今朝ホテルを出るとき思い切って管理人にパソコンのことを聞いてみた。もしASDNなんかでインターネットに接続していたら自分持参のパソコンに接続できてメールも出せるからだ。しかしそのパソコンを近くで見てみると使いこなしているという感じではなく、管理人はあまり自分には電気の知識がないので申し訳ないと言っているようだった。私の英語力ではその分野の会話にとてもついて行く力はなく、まして彼の方も困ったに違いない。彼はニュージーランドに住んだことがあるらしくてとても流暢な英語を話した。そしてとても背が高く長面で痩せ身、初対面の時からとてもニヒルな哲学的な印象を受け、その時どこか「ダブリン」を書いたイギリスの小説家・ジョイスに似ていると思った。

 私はその足で先ず試してみようとインターネット・カフェに飛び込んだ。こちらではその手の店はビリヤード場の脇とかカフェバーの一部分として店の入り口近くに設置されているのでとても入りやすい。
 シンガポール空港のように無線接続の施設がないことは分かっていた。だがメールはMac.comのアドレスを入れればWebメールを使って読めるかも知れないと半分期待して店に入った。

 自分のノート・パソコンに入っているMac.comアドレスを手帳に控え、インターネット・カフェのパソコンにそのアドレスを打ち込むと………あゝ、いつも見ている画面が出て来た。そして英語と日本語の切り替え表示も出ている!よかった助かった!。この開けなかった4日間でメールが20通ぐらい来ている。殆どが業者の宣伝などだが、いくつかすぐにでも返事を出さなくてはいけない重要なものも含まれていた。
 しかしこちらのパソコン内には日本語が入っていないので日本語のメールは打てない。私が持参したパソコンをこちらのどこかのプロバイダに繋ぐ方法しかないのだ。その手段を考えて早く返事を出さなくては。
 次に行く大きなレスヴォス島にはその施設が整っていないだろうか。アテネにまで行けば恐らく大丈夫だろうが、それまではまだ数日間ある。

 それにしても、今日ここのWindows機で自分のホームページを見た。画面が崩れてしまっている。この頃、自分のWindows機は故障していて画面の点検をしていなかった。やはりMacとWindows機、双方の確認が必要なのだ。
 画面はMac機の方がずっと美しい。

 今日は殆どホテルの窓から見えるヒオス・タウン港の風景を描いた。ヒオス島には世界遺産の建造物もあるが、私は古いものにはあまり興味がない。小説家・村上春樹もそのようなことをエッセーに書いていた。

 「翌日へ」


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