読了日記

2006年06月25日(日) 「ペンギンの憂鬱」


「ペンギンの憂鬱」
(アンドレイ・クルコフ著,新潮社)



内容:動物園から譲り受けた皇帝ペンギンと住んでいる、売れない小説家のヴィクトルは、新聞社から依頼され、死者への追悼記事<十字架>を書くようになってから、周りで不可解な事件が起き出す。小説。


図書館から借り物。

タイトルとイラストと粗筋に騙されました(笑)。
いや、コミカルな話かなと思ったら、(社会派+ミステリ)÷ペンギンという話で。<何じゃそら!!

ソ連崩壊…その後の混乱が、そう昔でなかったのだということが伝わって薄ら寒い感じ。
地域文化の差というか、警官が留守宅のペットのエサやりをしてくれるというのは驚きました。
あと、誰だったかが去った後、口の中に煙草の味が残ったというのは、ロシア的、まうす・とぅー・まうすの挨拶が有ったという意味でよろしいでしょうか?知らないとオタクは変な妄想しちゃうんですけど。いや、それでなくてもヴィクトルと警官は怪しいと思いましたが。

ペンギンが出しゃばらず、でも物語根底にずっと漂っています。
ラストの「使われ方」が、気に入らないわけでないですが、故郷に帰してあげたかったと思うわけです。続編、訳して下さい。

個人的に、Iサンが読んだらどんな感想を持つか聞いてみたい所。


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