読了日記

2005年10月21日(金) 「キップをなくして」


「キップをなくして」
(池沢夏樹著 ; 角川書店)



内容:「キップをなくしたら、駅から出られないんだよ。」有楽町の駅で、キップを無くしたことに気付いたイタルは、「ステーション・キッズ」の仲間入りをした。彼らの仕事は、電車で通学する子供達の安全を守る事。小説。


図書館からの借り物。

…途中までは凄く面白かったんだけどなぁ。システムとか人間描写とかも。
久々に良い和製ファンタジーに出会えたと思ったんですが…。
「今回は特別」とかで、駅から出た辺りからケチがつきはじめて、全員で旅行に行って観光はするわ宿は泊まるわに至っては白けまくり。
「駅から出られない」「キップナシでどこでも行ける」「指定席には座れない」の縛りは最後まで活かして話作って欲しかったです。

北海道の観光案内やりたいなら別にやってよという感じ。

序盤が面白かっただけに、途中からグズグズになったのが勿体なかったなぁ。
ステーション・キッズの成り立ちは少し甘い気がしますが許容範囲。
人が死ぬとどうなるか、あの部分は書きたかったのかもしれないけど、あの考えだけ見ればそう下らないものではないけれど、やはり前半とのバランスが悪い感じ。
フクオカケンが出て来た辺りで読むのを止めて、自分的続きを考えた方が面白いと思います。

…ほんと、そこいらまでは脳内で絶賛だったんだけど…。ちぇ。


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