| 2003年01月27日(月) |
「冒険者たち : ガンバと15ひきの仲間」 |
「冒険者たち : ガンバと15ひきの仲間」(斎藤 惇夫作 ; 薮内 正幸画,岩波書店)
内容:イタチに襲われ助けを求め、島からやってきたネズミを助ける為、ガンバたち15匹のネズミは島に向かう。
…悪くないんだけどなー。動物擬人化もの、ってのはなー。や、擬人化もの全般が嫌いなわけではないんですが。 イタチとネズミの闘いって、自然界的にどちらが悪とか言うわけでないでないですか?それを人間社会に照らしてどちらかを善とするのがねー。 作者が後書きで書いているように、立場を変えればイタチは人間を困らせるネズミをやっつけに来た正義の味方な訳で。 例えばノロイはただの悪の親玉に描かれているけど、実は昔ネズミに弟を嬲り殺されて復讐を誓った…とか言うバックグラウンドでも有って、ノロイ側から見れば十分彼が善(までいかなくても完全な悪でない)かもしれないじゃん。 …何と言うか、そういう人間的な事を動物にはやって欲しくないのですよ。 動物が下等だ、と思っているとかではなく、逆。動物(野性)崇拝みたいな所が私には有って、動物は人間なんかよりよほど自然的だ、と。そう思うので、人間的闘争と言うか利害と言うかに巻き込ませて欲しくないと言うか。
物語的には良く出来ていたと思います。 でも動物擬人化ものと言う事で、いまいち燃えませんでした。
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