| 2002年09月26日(木) |
「カルバニア物語 7」 |
「カルバニア物語 7」(TONO著,徳間書店)
内容:中世的架空世界の一王国カルバニアが舞台。中心人物は男勝りの伯爵令嬢、エキュー・タンタロット,国初の女王タニア等。まんが。
ファンタジー色してますが、現代社会と変わらないんですよ。や、良い意味で。王国だし女王だし伯爵だしドレス着てるし美形はいるし、でも、登場人物の方々の思惑とか悩みとか行動とか、とても親近感がある。女性の社会問題進出、それに伴う軋轢等、現代社会に対する皮肉っぽく見える所があるかもしれませんが、なんつーの、説教くさいとか問題提起的とかそんなの全然なくて、カルバニアと言う国がしっかり在る上で「あー、あるあるこういう事」みたいな。
面白いのになー、何で本屋にあまり置いてないんだろう。マイナー出版ってこれだから。 昔からエキューは好きでしたが、最近は、悲しい強さを持ち乍らそれを悲しいとは思っていない強さを持つタニアがかなりツボ。
後書き読んでいて、感心。描くのが辛い話だって。こんなに面白いのに苦労しているんだ。苦労してやっとやっと描いても面白いんだ。ここら辺がプロだなと思う。アマチュアは辛がって描いた話って面白くないよね。と言うか、最近は描くのが辛ければ描かない、と言うのがアマの主流らしい。趣味でやっているんだから描きたくなければ描かないで正しい、と言う意見はもっともだと思うけど、勘違いしている人が多いように思えます。 どうも「描けない」=「ネタが下りて来ない」「神様が降りて来ない」と思っているフシがある。考えても考えても思い付かないが「描けない」ではないんですかね?いえ、別に前者を「描けない」と言っても一向に構わないんですが、その状態をいっちょ前に「スランプ」と称す輩が居るのは流石に気に食わないわけです。「描けない状態でも描いて来た者が描けなくなる」状態こそスランプだと思うわけで、それと一緒にするのは毎週30時間の残業をする者の隣で30分残業してしんどいとぬかすの以上に失礼な感じがするのですが。私としては。
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