たそがれまで
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2003年06月25日(水)



時々、無性に泣きたくなる時がある。
というよりも、涙を流したくなる時がある。

特に悲しいことがあったわけでもなく、
悔しいことがあったわけでもないのに、
涙を流したくなる。


私はどちらかというと、というより、
ほとんど泣かない人。泣けない人。
私自身の中には「号泣」というものはなく
泣いても涙が一筋こぼれ落ちるだけ。

涙が止まらなくて困ったことは
本当に数えるくらいしかない。


だから尚更泣きたくなる。
泣いてみたくなる。




あの時、もしも泣いていたなら、
今とは違う日常を送っていたのかもしれない。
あの時、もしも歯を食いしばらなければ
失わずにすんだ物もあったかもしれない。



突然泣きたくなった時は、
悲しい映画を観る。
たまには涙腺の掃除をしなきゃ
泣き方さえ忘れてしまいそうで。




だけど、涙を武器にするやつにだけは
なりたくない。絶対ならない。

そう堅く心に誓うけれども、
泣けないんだもの。
武器にしようが無いっか。







東風 |MAILHomePage

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