台所のすみっちょ...風子

 

 

誰? - 2003年11月11日(火)

選挙に行った。

本当はどうしようか?と迷っていたのだが、

朝、「あなたの人生が変わるかもしれない・・」という

テレ朝の選挙特番のキャッチコピーを目にして、

「この人生変えられるもんなら・・」と思って、

バイトの帰り、行ってみたのである。


会場は家の近くの小学校。

投票用紙をもらい、まあ、この人でいいか・・と、

名前を書いて、投票用紙をボックスに入れ、帰ろうとすると、

「ちょっとちょっとぉ〜、、」と係りの人に呼び止められた。

それもそのはず、裁判官の国民審査もして帰らなければならなかったのである。

「ハイ、この中で辞めさせたい人×印をつけてください」と渡された

紙には、6〜7人の人の名前。

それをじーっと見つめてみた。

で、思った。

「この人達・・誰ですか?」

だって、聞いたことも見たこともない名前ばかり。

紙の中の縦書きの名前の羅列が、一つにまとまって漢詩に見えたぐらいだ。


鉛筆を握りしめ、私は思うのだった。

係りの人は「辞めさせたい人に〜」というけれど、

経歴も、人柄も、どんな裁判に関わったかも分からないのに、

「う〜〜ん、、なんとなくこの人!」と×印が普通つけられるものだろうか・・。

例えば、勘で×をつけたその人が、もしかして大岡越前みたいに、

名奉行ならぬ、司法に対して情熱のある名裁判官だったらどうするのだ。

人となりを良く知りもしないのに、無責任には選べない。

結局、旦那共々何もつけないで投票箱に入れた。

帰り際、首をかしげながら、私達は次の目的地に向かった。


まったく、日本は変である。

知らない人にいちゃもんをつけろとは。

もし、審査してもらいたいのであれば、それぞれの裁判官が、

過去にどのような裁判を手がけたのか、

また、どういう理念で司法に関わっているのか、

といったようなことを、目に見える形で国民に発表した方がいいのではないか。

そう、裁判官版マニフェストを発行するとか、街頭で演説させちゃうとか。


生まれて初めて行った衆議院選挙で、日本の選挙制度について

深く考えてしまった、優良国民の私であった。



おしまい。



...




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