台所のすみっちょ...風子

 

 

青春の食卓。 - 2003年05月09日(金)

火曜日の夜、「きよしですぅ〜。お世話になります」的な感じで、

TOKIOのガチンコに西川きよしが出ていた。


彼をゲストに呼んでの番組の内容は、

売れなくて貧乏だった青春時代、彼の心に残る

思い出の料理をTOKIOが2チームに別れて、

それぞれリサーチをし、スタジオに持ってきて

本人に食べさせるというもの。

それは、「貧乏」「青春」に「福祉」と「お年寄り好き」

という、きよしのイメージまで加えた、明らかに泣かせる企画。

「そんな手に乗るものかぁ〜、、」と思っていた私だったが、

ヘレンに再現してもらったおせちを

「良くこんなもんをぉ〜〜〜〜」と

彼が涙しながら食う場面では、不覚にも一緒に・・ポロって・・・。


番組が終わった後、一緒にそれを見ていた旦那に、

「君の思い出の味はなんだい?」と聞いてみたところ、

なんと、旦那が私とつき合う前にとある会合で作った、

私のもっとも得意な、けれど当時それしか作れなかった肉じゃがで

あるという。

会合は「女の子はその場で何か一品作りましょう!」という

迷惑な・・いや、、、すばらしい催しで、他の女性たちが

香辛料や調味料を駆使してタイ風焼き鳥やら、

何やら食ったこともない舶来のものを作る中、

私だけが弁当屋の総菜みたいなものを作ってしまった

のであった。

しかし、私にして「肉じゃが」が、大変意外だったらしく、

後輩だった彼は、これ先輩が作ったんですか〜?と目を丸く

し、「おい、そこまで念を押すな」と失礼なぐらい私に確認しながら、

結局どんぶりいっぱいに作ったそれを、全部一人で食べ上げてしまった。


彼はハッキリ言い切った。

「あれを食わなきゃ結婚はなかった」と。

私が彼のパンツを洗わなきゃならないのも、毎日素っ裸ムチムチ姿を

見なきゃならないのも、みんな「肉」と「じゃが」のせいだったとは・・。



では、私にとっての思い出の食べ物は・・?というと、

それは旦那とはまったく関係のない、学生時代に食べた寿司。

貧乏でそうめんばっかり食ってた時、高校時代からの友人Gが

深夜に持ってきてくれた寿司の折り詰めだ。

父親が飲食店を経営する彼は、当時、池袋の料理屋で修行をしていた。

「店終わってから俺が握ったんだぞ〜、まあ食え」と言って差し出してくれた

折り詰めの中身を見たときは、本当にうれしかった。

寿司なんだから当たり前なのだが、その時の私にとってみれば、

「わぁ〜〜イカ!わぁ〜〜タコ!わぁ〜〜い、マグロじゃぁ〜ん!
 エビもあるぅ〜!!」

ってなくらい感動したのであった。


あれから、ずいぶん月日が経ったのに、

西川きよしと違って、私にとって思い出の味は今だ高級。

あの時の彼の好意に対して、私は何も返せてはいない。


ちょっと情けない。


う〜〜ん、、私も漫才師になれば良かったか・・・?


おしまい。


...




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