彼女の気持ち。 - 2002年12月24日(火) 今日少し年賀状を書く。 今年もまた、時間がなくてパソコンにインストールされた 干支のイラストをあたふたと引っ張り出して印刷したので、 なんとも付け焼き刃的なビジュアルになってしまった。 だが、そこにつけるコメントは誠心誠意、心を込めるつもりである。 特に年上の人にコメントを添える時には力が入る。 新年早々、失礼があってはならない。 す〜らすらと動いていた私の筆が止まりがちになることもしばしば。 その年上群の中でもっとも緊張するのは、嫁として当然のことながら、 旦那の義母宛てに書くときだ。 で、今年の私のコメントは散々考えた挙げ句の 「昨年もお世話になりました。今年もこんな娘をよろしく!」というもの。 おい!本当に考えたのか! しっかりペンで書いてしまったし、年賀状も余分にないので、 今となっては、どうしようもないが、実はちょっと不安である。 「こんな娘」とは、もちろん自分をへりくだって書いたものだが、 それを義母がもらって 「まっ!この娘ったら可愛い!」と思ってくれるのは、 彼女の心の中にいる私が、できた嫁、つまり「こんな娘」でない場合である。 例えば、普段の私が彼女に良く思われてない場合、 その文言は一転して「シャレにならない」となる。 ともすれば「まったく反省のないおめでたいヤツ」という烙印まで 押されてしまうのは必死。 曲がりなりにも30うん年間生き、様々な経験を経て、 今ではいっぱしの大人の女性気分であるというのに、 「おめでたい」とだけは言われたくない。 私の年賀状が手元に届いたときの彼女の心はどんなふうに揺れるのか? 口から出るのは、 フフフ・・という笑みか? それとも、ハァ〜〜というため息か? 考えると少し身震いなどしてしまう私であった。 おしまい。 ...
|
|