アゴ - 2002年12月22日(日) 先週の水曜日、急な日帰り出張で香川県は高松に行った 旦那が、お土産にと本場讃岐うどんを買って来たので、 本日の夕飯はそれにした。 本場の讃岐うどんを食べるのは、今日が初めて。 ゆでたての熱々をわざわざ何故か冷やしざるうどんにして つるつるとひと口、ふた口と食べ進めていくうちに、 私の頭には一つの疑問が浮かんだ。 それは、 もしかして、香川県の人達はものすごく顎の筋肉が発達 しているのではあるまいか!?というもの。 だって、ものすごいコシなのである。 シコシコといった食感を通り越し、びよ〜〜んびよ〜〜ん的だ。 今どきでは珍しい12分という長いゆで時間。 その時の流れはいったいなんだったのか? オーマイスパゲッティーが仏様のようではないか。 おまけに、一本一本が長い。 長いので、適当なところでかみ切らなければいけないのだが、 これがなかなかかみ切れない。 かみ切れないないので、そのまま口に入れ続ける。 そして頃合を見計らって一気に!といったことを何度か挑戦するも、 ふと、気がつけば口の中ではうどんがとぐろ状態である。 仕方なく、またちょっと口の外へ出してみたりして。 するする・・びよ〜〜んびよ〜〜ん・・するするびよ〜〜んびよ〜〜ん。 箸に抑えられたうどんがイタズラに口との間を伸びたり縮んだりする様は、 ちょっと前の漫才コンビ、ナポレオンのゴム芸コントを彷彿させるほどだ。 うどんの本場、香川県の人達にとって、それはここ関東より身近な 存在なのは間違いない。 だとすれば、この困難をもろともせず、楽しいうどんタイムを満喫 する為には、相当の顎の筋肉が要求されるハズなのだ。 さらに言うと、強靱な歯もこのうどんタイムには必要不可欠、 絶対の鋭利さが求められる。 きっと歯がとてつもなく丈夫に違いない。 で、60歳以上の男女における入れ歯人口も 少ないのではないか? どうでもいい疑問を自らに問いながら完食。 普段、ふやけたカップラーメンなどを食べている私の顎には、なんとも 刺激的な経験であった。 ハイ、ごちそうさまでした。 おしまい。 ...
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