台所のすみっちょ...風子

 

 

ガラスのうさぎ。 - 2002年11月26日(火)

宝くじが当たった。

ふふ・・3000円。

遅ればせながらのサマージャンボ。

夏のけじめをつけ、フレッシュな気持ちで年末ジャンボの購入をすべく、

昨日旦那と深夜2時に確認作業を行った結果である。

インターネットで宝くじ協会のサイトを見つつ数字を読み上げる

”詠み人”の旦那とそれを聞いて一枚一枚見ていく”確認人”の私。

「第444回全国自治宝くじ、当選番号です」
「はい。いつでもどうぞ」

「ダダダダダ〜、下一桁8」
「わぁ〜い!当たった!当たった〜〜!」

「300円です」
「チッ・・・・・・」

「次、行きます。下二桁24を探してください・・ないかもなぁ・・」
「・・・あるよ・・」

「ウソッ!あったの〜〜それ3000円だよ!」
「エッ〜〜〜〜〜〜〜3000円!?」

「バンザ〜〜〜〜イ!バンザ〜〜〜〜イ!」
「バンザ〜〜〜〜イ!バンザ〜〜〜〜イ!」
「バンザ〜〜〜〜イ!バンザ〜〜〜〜イ!」
「バンザ〜〜〜〜イ!バンザ〜〜〜〜イ!」

しっかと手を挙げ、声をあげ、深夜に響く万歳三唱。

「はぁ〜〜良かったね〜、当たったよ。」
「そうだね、これで3回目!」


そう、3000円が当たったのはこれで3回目、

我が家にあのウサギが来てからである。

ウサギと言っても、もちろん生ものではなく、親指の爪ほどの大きさの

ガラスの置物。

「これを家に置くとお金が入ってくるらしいわよ〜、あげる!」と

卯年が去ってしまったばかりの辰の正月に、実家の母親がくれたのだ。

そのシチュエーションから言って、卯年じゃない今となっては、

飾るわけにもいかないし、捨てるのも忍びないんで持ってけ!という

彼女の意図はバレバレで、お母さん、それはその年に飾ってこそ

効果があるのでは?と辞退しようかとも思ったのだが、

「金が入って来る」ー その一言に反応して結局東京まで

連れてきてしまったのであった。

もちろん疑り深い、いや、慎重派の私のこと、

家のタンスの上に置いてもなお、「こんなんでザクザク金が入ったら苦労しない」

とか「じゃあ、なに?これを国会議事堂に置くと日本経済も良くなるのか?」

などと当初は思ったりもした。

だが、うさぎが我が家に来て一年半ほど経ったときである。

私はそのうさぎを購入した宝くじの上に置いてみた。

ほんの思いつきで。

すると、どうだろう・・その回から3000円が当たったのである。

そして、その効果は辰年を経て、今年の午年になっても変わることはない。

ただの干支の置物ではない凄さ。

うさぎさんありがとう。


この堅実な生活の中、一匹で3000円ならもっとうさぎを置けば、

その匹数分だけお金が入るかも・・?と、私はどこまでも欲の皮が

突っ張りそうで怖い気さえするのであった。


おしまい。


...




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