台所のすみっちょ...風子

 

 

夢の途中 - 2002年11月14日(木)

夢の途中であるのだな、と思った。


夕方、太陽が隠れるほんの少し前の表参道。

初めていったギャラリー、初めて覗いたある人の個展で

そう感じた。



青い木枠のドアをくぐり、

白い壁に掛けられた作品たちを一つ一つ見て周りながら、

やはり来て良かった・・と思う。


運良くその個展の主人公と話すことができた。

作品のこと、今までの活動について不躾に質問する私に彼が

丁寧に答える。

そして会話の途中、彼が私にこう言った。

「これしかないですから。」



「これしかない」

なんて、素敵な言葉なのだろう。

自分を信じ、内面からわき出るものを形にし続けることの凄さだ。



私にも夢が一つ。

彼のように追い続けられるだろうか。




人は皆、何かを夢みて生きている。

そう誰もが夢の途中。

時に堂々と、時に静かに。

せっかく生きているのだもの、そうじゃなければつまらない。

例え小さくても。

どんなものであっても。

見つめ続けることが大切。



なんだか今日は勇気を貰った。

サテ、明日からまた頑張るか!


私もまだまだ夢の途中。



おしまい。


...




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