不揃いの電化製品たち - 2002年09月28日(土) 電子レンジを壊して、早一年。 掃除機のホースをちぎって2週間。 おまけに、冷蔵庫のドアのパッキンもすっかり緩くなり、 閉めたハズがパッカリと開いていたりする。 冷蔵庫のドアはぐっと押しつける容量で閉めりゃーいいし、 電子レンジについても、 料理は作り置きをやめて、食べる直前に用意し、 解凍するものに関しては、ビニール袋に入れて湯煎 で解凍する等の工夫もできるからいいのだが、 掃除機だけはそうはいかない。 吸えないなら、掃け!で、ほうきという手もあるだろう。 しかし、めったにホコリを取ることがないこの家、 ほうきを動かせば動かす程、盆踊りするホコリ達で 部屋の空気は悪くなるに違いない。 しかも、ほうきとは、なんと、ばあさん臭いことか。 私もまだ30代。 年寄りと若者(?)の狭間というこの時に何も無理矢理 自らそっちの方に行くことは無い。 かといって、私が口で吸うわけにもいかないし・・。 チェッ、、しょうがない、掃除機だけは買うか。ボーナス一括で。 私でさえ、30うん年間やっとこすっと生きているというのに、 まったく、我が家の電化製品は根性なしのダメなヤツばかりである。 で、この〜、金食い虫達!と日々思っていたら、 電話まで怪しくなった。 呼び出しのベルが鳴らない。 それは今日、母からの電話を受けようとして発覚したのであった。 久しぶりに用事があったので電話をしたら、 折り返しすぐかけ直してくれるという。 受話器を置いて、パソコンしながら待つこと5分、10分、20分。 いっこうにかかってこない。 おや・・? 彼女は私以上にせっかちな人間。 これは不思議?と気合いをいれて電話を注視してみると、 カチカチと変な音と供に、かかってくると 必ず点滅するランプが反応している。 もしや!と思って取ったら母の 「あんた、どーして電話出ないのよ!」 のおしかりの声。 私はその時初めて家の電話に何事かのハプニングが起きた ことを知ったのであった。 これは困った。冬のボーナス一括で掃除機買って、正月に 新潟帰って、その上電話まで新調したら、もう我が家は破産である。 家賃だって来年上がるし。 お寒い冬になってしまう。 そう思ってすっかりガックリし、旦那の帰りを待って すぐさま報告。 こういう一大事には 家庭内”ほうれんそう” ー(ほう)こく、(れん)らく、(そう)だんが大切だ。 「ねえ、ついにさ〜、電話も行かれちゃいましたぁ〜」 私が言うと旦那は何も答えることなく、電話をいじり始めた。 そして、1,2分後。 自分の携帯から電話をし、ベルをチェック。 すると、リリリリリ! 勢い良くベルがなった。 「音量の設定が一番小さくなってただけだよ。おまえいじった?」 旦那はあきれ顔である。 そりゃそーだろう。私も驚いた。 悔しかったので、 「この家では私がソフト、君はハード担当でしょ!」 と言ってみたりする。 思いつきで勝手に線引きした役割分担だったが、 IT関係の仕事をしている彼には”ハード担当”という 位置づけがうれしかったらしく、まんざらでも無い様子。 その表情を見て、「悔し紛れに言ったにしては、私も上手いことを言う。」 なんて悦に入り、ご飯の準備に取り掛かったのであった。 おしまい ...
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