七竃雑記帳
桂木 炯



 こほこほ


「咳をしても一人」

とは言うけれど
私は咳の語尾(語尾?)に

「ぃやー」とか「セィ!」とか
ハックショイの後の「コンチキショー!」
部分のようなものがつくので


咳をしても一人だがうるさい

みたいな感じ
しかも、咳も「こほこほ」ではなく
「ゲェッホ!ゲホ!!」という
どうにもいけてない風情


トランスさんは順番に風邪っぴきだったようですが
さり気なく
三連戦あたりに参加していたファンの間でも
風邪がこっそりまわっております
私もその一人ですが

熱出ないタイプなので
長引きます、終わりが良く分からない感じです

朝起きると
あー私の白血球は寝ているあいだも
がんばったのねー

という感じで

びっくりするような色をした粘液が
ノドから飛び出てきます

なのに
明日は奉納舞
夏祭りと違い、若人がわっしょい!というのではなく
ひっそり+厳粛にという感じの秋祭り
ただ単に、参加者の平均年齢が高いだけだとも言う
奉納芸能のラインナップは

着物を着たおばあぁさまによる詩吟
境内を埋めつくすおばぁさまによる太極拳

などである

そして
舞踊部分であるが
私の題目は「大原女」
京都で柴や薪を頭に乗せて売り歩いた大原女


にっこり笑ったオカメの面をつけて踊ります


はい
視界40%の世界です
人間視界が狭いとほんと駄目で
自分の体がどんな格好なのか
手先や足先が確認できないと、まったく分からないんです

しかも
こっけいに踊る踊り
里田楽みたいで、豊穣祭にはうってつけかと・・

父はカメラを新調(壊れてたので)


いや父さん、私どんだけ撮っても顔おかめだし


そんなわけで
神前で
ずっこけないように踊ってきます

でも
ものすごい咳です

歯でくわえて固定してる
おかめの面をすっ飛ばさないようにしたいと思います
うっかりとばした暁には
あんまり変わらない地顔で勝負しようと思ってます
(ほおでも膨らましたらいっしょだろうきっと)





2006年10月14日(土)
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