いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2003年08月29日(金)  遠慮

 仕事に行って 担当女性の部屋に入って間もなく
 この女性の三女が 尋ねてきました
 私が仕事に入るのは 10時10分前くらいで
 この方がこの時間にここに到着するには
 かなり早い時間に家を出るようだと思われます
 『この時間に着くには 大変じゃないですか?』
 「ええ でもあなたにお会いしたくて」
 ちょっと照れくさいです
 お会いしたいと思っていただけるような
 人間じゃあないのにな・・・
 母親にお土産のバナナをすすめ
 車椅子用のクッションを変えたりしている間に
 私は近況を報告します
 『とにかくありがたく思っています』
 「いいえ するべきことをしているだけです」
 いつも何か特別なことをしているかのように
 喜んでいただき恐縮されて 感謝を伝えられます
 本当に そんな特別なことはしていないのにな・・・

 どんなことをしているのか知っていいただこうと思い
 毎日つけている日誌をお見せしました
 日誌をつけていることをご存知なかったようで
 とても驚かれました
 ここのヘルパーとのつながりのために
 ヘルパーの日誌にも必ず目を通しますし
 私の日誌も主任には必ず目を通してもらっていることを
 お話しました
 ヘルパーが望む この女性のあり方と
 私が接して思う女性への期待には
 少しずれがあることなどもお話しました
 『ここにいらっしゃる前は
  どんな生活をしていらしたのでしょうか
  その流れからもお好きなことや
  して差し上げたいことを考えたいのですが・・・』
 と 伺う機会に恵まれました

 「母はね 弟のところに別棟があって
  そこで1人で暮らしていたの
  そこは父の家ですけれど
  広くて眺めのいいお庭があってね
  特別出かけなくても そこにいるだけで充分だったのよ
  転んで怪我をしてね ここに来る一年前は
  私のところにいたの でも 私たちに気使いしてね
  こういうところで暮らしたいって言い出して
  自分でいろいろ探したりもしていたの
  ・・・私はね そういう母の思いがわかるの
  きっと自分がとしをとったときにもね
  娘のところで世話になるのは嫌かもしれないの
  気を使わせるのが嫌って言うのか・・・
  でもね 実際母が思っていたこういうところでの生活は
  実際暮らしてみたら 違うものだったと思うの
  ・・・寂しさとか 孤独感とか・・・」
 私は この方が自分でこういう生活を望んだとは
 思っていなかったので 少し驚きました
 この方が言うには 全部息子が決めて
 息子に任せてあるから ここがいいといえばその通りにする
 と 以前言っていたことがあるからです
 週に1度 誰かしらが訪れていて
 こんなに大切に思っているのに
 どうしてお家で看ないのかと
 不思議に思うところもありました
 母が選んだ生き方・・・
 そういうことだったのです

 自分の子供たちを大切に思い
 選んだ生き方
 93歳になってみて 後悔はないのでしょうか
 わがまま言っても 子供たちに囲まれていたい
 そのほうがよかったのではないでしょうか
 子供たちから 『帰ろう』と言ってくれるのを
 待っているような気がしてならなくなりました
 ・・・・勝手な想像ですが

 私自身 人間性に欠けたところばかりで
 優しさや思いやりも育っていない女ですから
 本当の心はわかりませんが
 親子の関係って 遠慮や思いやりや愛が強いと
 悲しい関係になることもあるのかな・・・
 失うものなのに 遠慮して近づけないなんて
 私は嫌です この先わからないけれど
 今の私には 寂しくて嫌です

 ・・・感情が子供なのかな

  


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