三楽の仕事日記
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2012年10月06日(土) ちゅうでん教育振興助成贈呈式に出席

 昨日の山中伸弥教授のお話は早めに発信しておこうという気持ちになって、講演メモをもとに記事を作成してただちにアップ。

 ちゅうでん教育振興助成金贈呈式に出かける。「愛される学校づくり研究会」もありがたいことに助成を受けることができたので、会長の小西さんも来名。小西さんが以前から我が校の「PTAの部屋を書かれている方はどのような方?」と言っておられたこと、贈呈式記念講演の片田先生のお話も聞いていただきたいと思って、母代さんをお誘いして、出会いの演出。子育て、学校づくりについて有意義な話し合い。会場に着いたら、何人かの知り合いがいて挨拶。

 初めて助成金贈呈学校名(80校)を知ったが、やはり積極的に発信している学校が多いように感じた。岡山県の川上校長の学校も発見。やはり同志!

 「教育大賞」の表彰に続いて「助成贈呈」。そして大賞受賞校の実践発表を聞く。「生徒の生活と地域の農業を結びつける生物育成の授業」がそのタイトル。この内容ならだれもが迷わず大賞に推すに違いない。圧巻の長期にわたる実践に敬服。

 楽しみにしていた片田敏孝教授の記念講演。「学校・家庭・地域で取り組む防災教育 想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」と題した講演。次はレジュメの小タイトル。

 □ 今、子どもたちが置かれている社会環境を知る
  〜逃げないことが常態化している地域社会、その環境下に居る子どもたち〜

 □ 自然と向い合い、災いに備える主体的姿勢を持つ
  〜大津波災害から生き抜いた釜石市の子どもたちに学ぶ〜

 □ 防災教育を家庭・地域に広げる
  〜子どもたちを災いから守り、子どもたちに生き抜く力を育む災害文化の醸成を図る〜

 
 話を聞きながら何度も涙がにじんでくる。もう少しで頬を伝うほど。

 「災害ごときで人は死んではいけない。人の死に方としてあまりにもむごい」
 「人はなぜ逃げないのか。たったこれだけのことができていない」
 「大人が姿で示せ」
 「親が逃げないのに、子どもが逃げるわけはない」
 「学校で教わったことは形式的知恵。大人のだれが横断歩道を手をあげて渡っているのか」
 「内発性意識を持たせることが大事」
 「僕はちゃんと逃げるもん。お父さん、お母さんに逃げてもらいたいもん」
 「想定にとらわれるな、最善を尽くせ、率先避難者たれ」

など、メモは膨大。一昨日、防災教育に関する、いわば共同研究をしたいというお誘いを受け、来週お会いする予定。今日の講演でよりじっくりお話を聞いてみようという気持ちになった。

 明日は大阪でのパネルディスカッションのコーディネータ。これほど事前に気持ちが重くなったことはあっただろうかと思うほど。このような気持ちだから、新幹線のトラブルで移動ができなかったらどうしよう、PCトラブルがあったらどう対応しようなど、これまで考えもしなかったことが次から次へ頭に浮かぶ。3名の大学の先生に素直に向かうしかないのだけれど、さて、いったいどうなるのだろうか、これが正直な気持ち。近畿を中心として、東海からも80名くらいの参加があるようで、定員の800名にほぼ近いとのこと。有難いやら、怖いやら。


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