三楽の仕事日記
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2012年01月27日(金) 第30回愛知県学校安全研究大会に出席

 今日は我が家のマイブームの駄菓子を持って出勤。皆さんに食べていただく。これからの会議日程を見ながら、挨拶原稿作り。我ながらいい出来!と思える原稿が完成。

 名古屋・中村文化小劇場へ。第30回愛知県学校安全研究大会に主催者の一人として出席。

 主催者のあいさつに続いて、平成23年度学校安全優良校(園)の表彰、文部科学大臣学校安全表彰らの紹介。そして講演へ。

 「東日本大震災のほんとうの教訓は?今後の学校安全に生かすために」と題した、名古屋大学減災連携研究センター客員教授の隈本邦彦氏の講演。隈本さんは元NHK報道記者。阪神・淡路大震災と今回の大震災の報道の偏りを指摘。ご自身も反省。

 この方ならではのお話を参考までに。

・ 東日本大震災の報道は、リアルタイムで大災害を中継。これは災害報道史上初の出来事。
・ しかし災害報道は一面しか伝えていなかった。一面しか伝えられない。
・ 今回の震災は想定外ではなかった。災害報道に必要な歴史の検証。
・ 過去の災害の教訓に正しく学び、起こり得る事態に備えた人だけが生き残れたことをしっかり報道すべき。
・ もうすでに阪神・淡路大震災での教訓が忘れ去られようとしている心配。
・ 死者、行方不明者、負傷者の合計は、阪神・淡路が2倍。
・ TVカメラは救助隊の後ろをついていく。救助の報道から、人は助けに来てくれると刷り込まれているのではないか。
・ 報道は壊れた家を放映。その隣に壊れていない家がある。本当はなぜ壊れなかったのかを伝えるべき。
・ 阪神・淡路大震災の真のデータ。80%以上の人は地震発生から15分以内に建物の倒壊や家具の下敷きになり死亡。自衛隊出動の遅れや災害医療の不備は死者が多い原因ではない。
・ 火災による死亡も、かなりの人は家屋の下敷きになり、逃げ遅れたもの。この事実。
・ 被害を受けたのは昭和56年以前の基準で建てられた古い木造建築。57年以後の建物は軽微な被害か無被害。
・ 耐震基準の重要性の再認識。
・ 若い人(20歳から24歳)とお年寄りがたくさん亡くなっている。古くて耐震性の低い家に住んでいながら、その危険性に気づかない。貧しくて耐震補強に踏み切れなかった人たち。
・ 建物が崩壊しなければ火災は少ない事実。
・ 本当に報道が聞かなければならない人は、亡くなった方。どうしてそのように至ったのかと。
・ 生き残るためには耐震性の高い建物にいるべき。


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