三楽の仕事日記
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2010年08月21日(土) 学びのリアリティ

 今日、明日と東京行き。演劇、落語三昧でリフレッシュの旅へ。

 移動時間で「教師を信じろ!藤原和博と学校改革に挑んだ12人の怒れる教師たち」(藤原和博編著、ぎょうせい)を読了。

 「リフレッシュだというのに教育本かよ?」と思われる方もあるだろうが、サブタイトルの「怒れる12人の教師」が気になって鞄に放り込んできた。

 読み終えて「怒れる」というフレーズは「看板に偽りあり」というのが僕の印象。怒っている教師の登場はなかった(ように思う)。藤原校長に翻弄されつつも、「こどものために」という校長の思いをしっかり受け止めて、数々の校長新提案を現場にソフトランディングさせていった賢明な教師たちだったように思えた。

 読みながら、平成13年に小牧中学校と大西貞憲さんで出版した「正門からどうぞ〜学校をひらく〜」(for next)を思い出した。

 藤原本 現実に社会で活躍している人が教室に現れ、「おまえ、そんなことじゃ通じないよ」とか「その意見いいねえ」などと声をかける。その言葉には説得力がある。授業にリアリティを持たせることができる。早い話が言葉が嘘くさくなくなるのです。(p90)

 牧中&大西本 この電話のかけ方の授業では、電話の応対一つで会社の印象が変わったり、時には仕事の成否にも影響することを、実際にその仕事にかかわっている方から聞きました。先生が伝聞で話をするのとは「リアリティ」が違います。(p47)

 このように学校へ外部人材を招くことを両方とも「リアリティ」という言葉で価値付けしている。9年前の出版本「正門からどうぞ」は、今でも色褪せていない。特に学校支援ボランティアについては、本質を突いていたことを再確認できた。


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2008年08月21日(木) 夏の終わり
2007年08月21日(火) その道の達人でトヨタ博物館へ
2006年08月21日(月) 夏の大会全て終了
2005年08月21日(日) 授業力アップセミナー志水塾in一宮
2004年08月21日(土) 融合フォーラムで発表
2003年08月21日(木) 出校日