三楽の仕事日記
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2008年05月22日(木) 不登校の未然防止策

 午前中は課内主事会。この2ヶ月の歩みの振り返り。そして当面の課題についての共通理解。

 午後も検討会議が続く。我がグループの重要課題である不登校問題。来週もその関連会議を開催する。今日はその会議に向けての検討。その中で話題となった「自己有用感」という言葉。時々、言われることだが、教育用語はどうも分かりづらいという指摘。この「自己有用感」という言葉も、もっと分かりやすい言葉に置き換えることができないかという指摘あり。

 そこで再度グループで再検討。ネットで検索すると、文部科学省サイトをはじめとして、公的なサイトでのヒット率は高い。まずは安心。定義をもとに他の言葉に置き換えてみるが、長くなるだけで、どうもしっくりこない。逆にますますこの言葉でなくてはならないのではないかという思いも強くなってきた。同様に重要なキーワードとしている「絆づくり」の重要性を裏付ける文献も見つけることができた。

 こうした中で再発見した資料が、国立教育政策研究所が発行した「中1不登校の未然防止に取り組むために」というパンフレット。いくつかの提案がされているが、その中でも注目したのは「対人関係の改善」。それには、自己有用感や自己存在感を獲得させることの必要性をあげ、主体的な学びを進め、共同の活動を通して社会性を身に付けさせる「絆づくりの場づくり」を提言している。再読する中で、頭に浮かんだのは、わざわざ特別な場を設けるのではなく、日常の授業で高めさせる「自己有用感」の大切さだ。どうしても対処療法ばかりに目が向くが、根っこからの改善策を提案することも必要ではないか、こんなことも考えた。

 生涯学習課主管の会議「シニア地域教育力活性化研究協議会」に出席。県下5地域を指定し、その地域のいわゆる団塊の世代の皆さんの地域活動を活性化しようという会議。みなさんの地域作りへの意気込みが伝わってくる会議だった。来月、新潟で学校と地域との連携について講演を頼まれているが、そのヒントをいただいた。感謝。


2007年05月22日(火) 穏やかな1日
2006年05月22日(月) 職場体験プロジェクト
2005年05月22日(日) 万博&読書→原稿書き
2004年05月22日(土) 角田明講演会へ
2003年05月22日(木) 授業を見るプロ