三楽の仕事日記
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2007年07月28日(土) 花火鑑賞士さんのレクチャーのもとで

 「月刊プリンシパル」から依頼をうけた講話原稿をまず1本書き上げる。タイトルは「文化には物と心が必要」。

 「ユビキタスとは何か」(坂村健著)を読み始まる。『「何のために」の大事さ』という項で、そのとおりと思うことがあった。アメリカの「スーパー・ハイウェイ構想」と日本の「イー・ジャパン構想」を比較した記述だ。

 これに対して、日本が後追いで始めた「イー・ジャパン構想」では、「世界一のブロードバンドの普及率達成」という具体的目標だけがひたすら追求されて、「何のため」という視点がはっきり見えていませんでした。何しろ「IPv6」という、(中略)ほとんど誰も分からない言葉がイー・ジャパンのキーワードだったわけですから、「何のためのブロードバンド普及か」という大局的方向性など見えなくて当然でしょう。

 坂村さんは、この結果、例えば「教育のため」のネットワークにはなり得ていないと言っている。岡村薫さんがよく言われる「目的と手段の混同」が起こったわけだ。その点、小牧市版「学びノート」は、市民に各種催しの一覧を提供することではなく、ましてやブロードバンド利用してもらうことでもない。市民が自己の学びを記録したり、他の方との学びの交流なども生み出したりして、まさに自分自身の学びを作り出していくための支援ツールなのだから、「何のために」が明確になったとても良いものだ。市民一人ひとりに「学びノート」というデジタルノートを提供している市は、全国で他にあるだろうか?多くの人にこの価値を気づいてほしいものだ。

 夕刻から光ヶ丘中おやじの会の伊藤さんらと、春日井市の落合公園での花火大会を鑑賞。伊藤さんは花火鑑賞士。「予習の時間」で基本的な知識の伝授を受ける。ちょっぴり「花火を見る目」をつけてもらって、いよいよ鑑賞。「わあ、すごい!」という声を聞きながら、頭の中で「菊、ぼたん、ハート」などと識別。20数年ぶりにまじかで見た花火。花火の奥深さも教えてもらい充実。

 自転車に乗って公園に向かう4人のおやじ。「どこへ?」と聞かれれば、「花火鑑賞」。あれだけ人が集まっている中で、我々のような団体は唯一に違いない!この粋さ(笑)を自慢したい。

 「せっかくだから飲みましょう」と場所を変えて、5人で宴席。話に出てくるのは、教育や学校や地域のことばかり。こんなに熱い人たちに支えられて学校運営をさせてもらった3年。感謝、感謝の連続。


2006年07月28日(金) 学校ホームページアクセス数
2005年07月28日(木) 大盛り上がりのパーティ
2004年07月28日(水) 愛日地区栄養職員研修会にて
2003年07月28日(月) 教頭会議