三楽の仕事日記
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2007年07月20日(金) 愛で育てる算数数学の授業

 各教育事務所から報告を受けた「学習チューターの登録状況」の整理。初めは心配したが、各大学の協力、研究委嘱校の努力もあって、順調に事業が進んでいることがよく分かった。
 
 県内には国立教育政策研究所から研究指定を受けた学校が2校ある。その県の窓口が自分である。5月末に計画書を送付して未だに決定の連絡がない。教育事務所からも心配して問い合わせあり。今日も国研に連絡をすると、計画が不十分な学校があって決裁が下りていないとのこと。電話からも平身低頭の様子がよく伝わってきて、ましてや責める気持ちはないけれど、なんとなならないものか・・・。10月の研究協議会の開催文書が届き、それを研究指定校に連絡するのも気が重い。

 課内のロッカー移動。書籍の整理。この際、思い切って処分をいう機運が高まって、昨日処分し切れなかった書籍もリサイクルへ。定期的に来庁される業者さんのもとへ運搬。500キロ近い重量となった。ちょっとすっきりした課内。でも自分の机下には持っていく場所がないファイル群が山積み。机の下は半分のスペースしかない。これをなんとかしなければ・・・。

 3学期制の学校では終了式。1学期の締めくくり。自分の仕事も1学期の切りをつけようと、まずは訳が分からないまま綴じてあるファイルの整理。かたまりごとにインデックスをつけて、次年度の方が使いやすいように配慮。3ヶ月間に作成した文書の多さは相当なもの。成果はともかく、よく働いたものだ。こんな気持ちで定時退庁。

 「愛で育てる算数数学授業」(志水廣著)を読了。まさに志水哲学の集大成本!若手からベテランまで、だれが読んでも、どの教科の方が読んでも、心動かされる本だ。読んでいると、だれもが自分の授業のいくつかのシーンを思い浮かべるに違いない。第2章の愛のたりない授業例を読みながら、冷や汗を出し、第3章の愛のある授業例を読みながら、子どもと教材と格闘したあの時を思い出し、第4章以降で、よし!今一度自分の授業を見直し、教師というすばらしい職業を全うしようという気持ちになるに違いない。特に「第2章」は時々は読み直してみようと思う。子どもからの多様な考え方に喜びすぎて、ついつい全体への目配りを忘れてしまうからだ。もっとも今度授業ができるのは、いつなのかわからないのが残念なのだけど。
 


2006年07月20日(木) 平成18年度第1学期終業式
2005年07月20日(水) 心配をかけては申し訳ない
2004年07月20日(火) 第1学期が終わった
2003年07月20日(日) 市内大会二日目は暑い日に