三楽の仕事日記
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2006年12月31日(日) 今年最後の本

 大晦日。暖かい1日。

 今年最後の日はちょっぴり原稿書き。そして読書。「欲ばり過ぎるニッポンの教育」(苅谷剛彦+増田ユリヤ著)を読む。苅谷さんの主張「身の丈に合った教育」はとてもうれしい。気持ちよく読めた今年最後の1冊。

 今年の元日に書いた目標は以下のとおり。そして、その振り返り。

1 「学び」へのこだわりを強化する。もちろん授業が中心。「呼応しあう」をキーワードに「あの元気な挨拶を授業でも」を浸透させたい。また地域一帯となっての学びを仕掛けていきたい。これは大きなプロジェクトになる。

 「学び」へのこだわりは「子どもと大人が一緒に学ぶ夜の光ヶ丘中学校開催」「地域ふれあいフェスティバルに『学び』を組み入れて開催」「学びノートプロジェクト開始」など、外部的な取組は大きく前進した。授業での「学び」の強化、つまり「1時間の授業の中で、わずか5分間でいい。子ども同士が関わり合う時間を意図的に作る」の実現はまだまだ不十分。

2 昨年度に引き続き、学校改革を推進する。小さな改善を積み重ねて大きな成果に結びつけたい。

 小さなことを一つ一つカウントしたら、かなりの改善を試みた年になった。成功したことも、まだ結論が出せないことも、変更しなければいけないことも。

3 授業での「受け」の研究を進めたい。自分の授業ビデオを基に、意図的にやっている自分の技術を年末までに文章化する。

 授業をたくさん見れば見るほど「受け」の重要性を認識した。「読売教師力セミナー」では数学授業でそれを具体的に示したつもりだ。しかし文章化はまったくできなかった。来年度以降の目標。

4 校長間のネットワークを広げ、皆さんで「学校経営力」について実践を通してまとめたい。

 「日本の学校を元気にする校長の会」などで、いくつかの動きができ、さらにつながりができた。仕事術セミナーに登壇させてもらったり、講演をさせてもらったりして、自分の学校経営についてまとめて発信することができた。

5 今年こそ、落語「つる」をものにしたい。米朝師匠は「つる」には落語のすべての基本が入っているという。千朝師匠との約束を果たしたい。

 う〜む。これはできなかった!愛車の中ではいつでも「つる」が聴けて練習できるようにしているのに・・・。毎年伺う地域落語会でネタ下ろし宣言でもしなければ!思い切って千朝師匠宅へ伺う日を決めてしまおうかしら。

 来年はどういう1年にしようかしら。知力&体力の衰えを自覚する日々。身の丈に合った目標を立てなければ。
 


2005年12月31日(土) 終日、桃花台百話のデジタル化作業
2004年12月31日(金) 今年も恵まれた1年
2003年12月31日(水) 1年を振り返って