三楽の仕事日記
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2006年02月14日(火) 坪田耕三さんの講演会

 朝、時間休をもらって医者へ。出勤。さっそく視察対応の準備。

 10:00三重県桑名郡校長会から5名の来校。今日も情報発信のエピソードを話したあと、光ヶ丘中2005発行の目的、学校HPの考え方、エディコムマネジャーの機能と学校改革、IT活用実践例のフルコース。いくつか質問を受けたが、かなり突っ込んで受けた質問が「ITを使おうとしない職員にはどうするか」ということ。我が校の職員はIT活用の意義はしっかりとらえていてくれること、ITを使わないと仕事ができない仕組みになっていること、また使えば便利であること、学校どころか市全体で取り組むことなので個人の好みでIT活用が判断できるものではない、このようなことを話した。ところがよほど校内で困ってみえるようで、またどの学校にも絶対に「IT嫌い」がいると思ってみえるようで、校長として、その対応をどうしているのかと聞かれた。それならば、例えば、次のように話したらどうかと提言した。

 コンピュータ活用と言っても、仕事をするためには、せいぜいクリックとテキスト入力ができれば十分(とりわけエディコムマネジャーはこれだけで十分使いこなせる)。それが不安だという人は、車の運転を止めた方がいい。なぜなら車の運転は、常に状況判断をしながら、アクセルやブレーキを踏み、的確なハンドリングをしながらウインカーなども出さなくてはいけない。かなり複雑な作業を一度にやらなければいけない。せいぜい2,3の機能を使えばできるコンピュータ操作は、運転が出来る人なら必ずできるはず。それが不安なら、車の運転は危なくてしかたがない。

 このように話した。相手の感触は不採用(笑)。僕は前任校の小牧中といい、光ヶ丘中といい、職員に恵まれすぎているのかもしれない。視察対応で午前中は終了。

 算数・数学教育研究会に筑波大学附属小学校副校長の坪田耕三先生が講演とのこと。これは無理をしてでも聞きに行かねばと思い、部長にお願いをして参加させていただいた。ということで、東部市民センターへ。

 坪田先生の授業は何度も見たこともあるし、坪田実践を参考にして随分と中学校ネタを開発させてもらった。講演会のみ未経験で、楽しみに出かけた。

 講演は穏やかな語り口、授業イメージがしっかり伝わるように参加者に体験させたり、映像を見せたりとさすが工夫された展開。だれもが時間が経つのを忘れたのではないだろうか。

 終了後、少し話をさせていただいた。「文科省は少人数、習熟度別を推進していますが、文科省お膝元の筑波小は、依然として40人学級で、共生・共創の授業づくりをしてみえる姿に僕は引かれます」と坪田先生の考えに賛同した上で、(本当は僕も坪田授業と同じスタイルなのです、と言いたかったけど勇気なし)、佐藤学理論についてどう思われるか聞いてみた。なるほどという考えが聞けた。

 お見送りをして、東部市民センターから依頼を受けた講座開設の件で打ち合わせ。小牧落語を聴く会へ「落語の楽しみ方講座」依頼と理解して相談。お引き受けすることにした。

 そこでびっくりしたことあり。担当の方が「先生が味岡中学校へ教育実習にみえたとき、僕はその学級にいました」と言われたこと。「新任のころの教え子です」とは何度もあることだけど、「教育実習の時の教え子?です」とは初のこと。一気に大学生時代を思い出した。生意気な実習生だったことも。

 18:30長久手北小学校へ。いくつかの相談。帰宅。


2005年02月14日(月) 文化振興会議
2004年02月14日(土) 和田さんの授業力に脱帽
2003年02月14日(金) スキー明けの1日