三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2005年11月02日(水) 犬山中授業&ほっとイブニング中継

 今日は大きな楽しみが二つ。午前中は犬山中の公開授業参観。午後は、ほっとイブニング中継。

 昇降口清掃、朝の打ち合わせ、事務仕事を終えて犬山中へ。「2005犬山授業改善交流会」として授業が公開されるため。先進的に教育改革を進めている犬山市。新聞や雑誌ではその内容を目にするが、制度改革がどう授業での改革に結びついているのかを見たことはないのでぜひ!と思っていたからだ。

 附属の大先輩である校長先生にご挨拶。そして5つの授業を参観。見せてもらった授業は、どれも「TT」あるいは「少人数」方式。一番注目したのは、やはり子どもが学んでいるかということ。理科も数学もグループ活動では、子どもたちが互いに意見を出し合って、みんなで考えをまとめていく。日ごろからよく育てられているなあと感心。学校全体で取り組んでいる成果であることは間違いない。とりわけ、理科のあるグループから「私たちは話し合っていないじゃないの。人の意見を聞いていないじゃないの。勝手にあなたが決めて」という声があがっていた。子どもたちがこの場はどういう場であるべきかが、よく分かっている証拠。普通なら「だれかが意見をまとめてくれればラッキー」といったところ。学び合いたいという気持ちがあってのことだと理解。

 授業を見て一番考えたのは、グループごとに課題が違っていて、その結果を発表し合うことで集団追究とすること。もちろん課題がグループごとに違っているのが問題というわけではない。それらを共有化する場合には、どうしたらよいのかということ。せっかくグループごとで良い意見交流があったわけなので、その一部でも表出させてやりたいということ。時間的に難しいし、ただ単に詳しく話させても・・・と思いながら、自分ならこの段階をどう授業をしようかとあれこれ考えさせてもらった。やはり授業を見るのはいい。本当は僕より、我が職員にあちこちで授業を見てもらいたいのだけど、そういう余裕がなく、授業を見ることがさらに忙しさに拍車をかけてしまうことが校長として残念でしかたがない。

 昨日に続いて、平成19年度の修学旅行に関して打ち合わせ。

 昼過ぎから学校には中継車がはいって放映の準備開始。予定より早くからリハーサルが始まって、予定していた仕事ができず。集まった子どもたちは小中で80名ほど。エコネットのメンバーは10人ほど。もちろんリピート山中さんも。ディレクターからは「先生はVTRでたくさん出ていますので」と。大城フェスでの落語や校長室でのインタビュー撮影がけっこうあったことを思い出す。

 放送開始と同時にイヤホンをもらって、スタジオでの進行を聞きながら、中継本番を待つ。放送開始。僕がかかわらせてもらった「エコライフのうた」の誕生から、小中学校巡回環境コンサートの実施、いかにこの歌が小中学生の間に浸透しているかがコンパクトにまとめられて流れる。そして武道館では、子どもたちは大張り切りで、リピートさんと「エコライフのうた」の大合唱。エコネットのメンバーにとっても、とてもありがたい番組構成。貴重な12分間だった。

 明日の知多地方教育研究会算数・数学部研修会の要項づくり。タイトルを「より良い数学授業を目指して格闘してきた記録」として、教材研究論と子どもを生かす授業づくりについて話すことに、ようやく決定。
 
 真っ暗な中、中継車周りで片付けが続く。どの方からも「ありがとうございました」と丁寧な挨拶を受けて恐縮。トラブルがないようにと調整、また出演する子どもたちへの指導等、実務を担当してくれた我が職員があってのこと。感謝するばかり。

 20:00リピートさんと杉山さんと僕とで、「第2回いきいき寄席」の打ち合わせに春日井市の「いきいき介護センター」へ。来年1月14日には「桂雀三郎落語会+まんぷくブラザーズのお笑いコンサート」開催。会場を見てもらって、今後の段取りの打ち合わせ。なんせ「雀三郎+まんぷくブラザーズお笑いコンサート」は中部初!あっという間に満席になりそうで、かえって心配。

 ようやく帰宅。明日の講演準備。GCでネタづくり。教材研究ノートを見直しながらネタの最終確認。名古屋高速が明日からリフレッシュ工事で通行止め。7時30分出発と決めて横になる。


2004年11月02日(火) 額田中学校を訪問
2003年11月02日(日) 情報の一元化