三楽の仕事日記
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2005年09月20日(火) 五反野小訪問

 学校は光祭(体育部門)の代休日。僕は東京出張の勤務日。9:00ホテル発。大西さんとともに、日本初の地域立学校の五反野小へ向かう。

 10:20着。3時間目のテレビ会議システムを使った総合の授業、4時間目の算数の授業を観察。3時間目はいわば先進的な授業への挑戦。始めは、相手校とつながらず苦戦の授業だったが、接続したら子どもたちの活動は大きく変化。4時間目は新任教諭の算数授業。大学時代に演劇経験があるとのこと。「教師は役者であれ!」をまさに実践。子どものつかみでは、とても新任と思えない技を見せてくれた。僕はいつもの通り、授業メモとデジカメ撮影をしながらの授業観察。

 休憩時に指導プレゼンを完成。午後から研究協議会。テレビ会議の授業について皆さんで協議。コミュニケーション力が協議の中心となった。テレビ会議というシステムに目を奪われず、本質論で話が進んだ。先生たちの視点の確かさに安心した。僕は、コンピュータ活用をした授業での苦い経験を話した。そしてシステムはあくまでもツール、必要なときにこそ使えばいいこと、そして情報教育はコンピュータを使うことではないことを話す。大西さんからもコミュニケーション力と普段の授業力について助言あり。

 続いて、先生方を相手に模擬授業。ネタは「17段目の秘密」。自分の授業技術をできるだけ分かりやすく伝えることを第一に、そして教材そのものを楽しんでいただくことを第二の目標として授業開始。大西さんに解説をお願いしたが、普段、一人で授業&解説をやっているので、ついつい僕が先に喋ってしまい、軸をずらしてしまったのは大いに反省。これまでも何度もやってきた授業だけど、今日もまた先生たちから新たな気づきがあって、こちらも収穫十分。

 校長室で三原校長と懇談していると、数人の皆さんが来室。一緒に情報教育について協議。元吉原小の実践等も紹介。

 校長室の月予定表を見ると、視察、講演予定でいっぱい。また三原校長の原稿はあちこちで目にするし、掲載された新聞記事の切り抜きもものすごい数。それだけに忙しさも中途半端じゃない。民間から教育現場に飛び込んでの1年半。校長歴は僕と一緒。でも先生方への関わり方を見ていると、ずっと教育現場を歩いてみえた方のようで、失礼な言い方だけど、この1年半のご努力はすごいものだと思った。また、それを一言も口にされない姿に頭が下がる。そう言えば、昨日お会いした本城校長も一言もグチを言われなかった。「教育界は本当に・・・」などと一言ぐらいあってもいいと思うのだけど、まったくなし。ずっと教育界を歩んできた校長の方がずっと多い。「そうなったのは、あなたのせいではないですか!そんなに問題ならば解決するために動けばいいじゃないですか!」と言いたくなるときもあるけれど声が出ない。やっぱり自分もダメだねえ。今は自分ができることを精一杯やるしかないとあらためて決意。

 17時に退校。五反野小の路地に掲げてあった「あいさつ通り」の幟。そうそう「あいさつカード」のヒントはここからもらったのだけど、今度は五反野小が「光ヶ丘中学校方式のあいさつカード」にされるとのこと。互いに良いことは真似し合えばいい。学校HPに「まねしたくなってしまう学校リンク」を作ることを三原、本城校長とも約束。

 18:00品川。今年もNPO「元気な学校を支援し創る会」で「元気な学校づくりフォーラム」を開いていただけるとのこと。「会場を見てプログラム作りに意見を」ということで、品川駅隣接ビルにある「東京・コンファレンスセンター」を下見。ものすごい大きな会場に身震い。フロアには校長室に持ち帰りたいほどの立派な椅子が400近くも並ぶ。こんなすごい会場のスクリーンに僕の顔が大写し・・・痩せなければいけない(笑)。

 20:00ホテルでフォーラムプログラムの相談会。平成18年2月26日(日)に決定。これまで以上に多彩なプログラムで進行することに。「日本を元気にする校長の会」のメンバーにも登壇していただくことも了解していただき、うれしい相談会が終了。

 2泊目の部屋に戻り、いつしかダウン。


2004年09月20日(月) ネットで情報集め
2003年09月20日(土) PTAパソコンクラブ順調