三楽の仕事日記
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2004年06月17日(木) 道徳研究授業

先日の教師力アップセミナーの苅谷さんの講演記録をまとめ直す。現在の教育改革について教師が持っている感覚と、学校五日制となって、さらに子どものいない土日、長期休暇に出勤が増えている実態から、本当にこれでいいのかと始まった講演。数日経ってみると、ますます厳しい指摘を受けたものだと改めて思う。参加者を交えて、苅谷さんと現状を打破する方法について話し合うとさらにおもしろいかもしれない。

PTA新聞発行される。以下は自分の原稿。
「大人の学びの姿を見せたい」
 本校の教育目標の一つに「生涯を通して学び続ける子どもを育てる」という文言が開校以来掲げられています。子どもたちは学びから逃走している、学ぶ意欲をなくしていると問題視されている中、本校が掲げてきた「学び続けることができる力」は今まさに求められている力です。
 そのためにはどのような取り組みをしたらよいか、職員一丸となって考えているところですが、何よりも大切なことは学ぶ環境作りです。ご家庭での環境はいかがでしょうか。とりわけ大切なものは大人の姿です。余暇を利用して大人が学びを楽しんでいる姿をぜひ子どもたちにみせてやってください。子どもたちの学ぶ手本は皆様なのです。


各学年の道徳研究授業。今回は3学年とも「心情に訴える」タイプの授業。5月に自分も体験したが、子どもは考えを発表するが、どこか優等生的な意見で、本当に価値に迫りつつあるのかと不安になり、手応えが今一歩という、授業者として、とてもやりにくい授業。果敢に挑戦した3人の教師に敬服。研究協議では、やはり話し合いの部分をどう構築していくのかが話題。授業者の教育技術がしっかりしているだけに、その部分の展開が焦点となる。それだけいい授業だったわけだ。互いに授業について学び合うのは、やはりいい。3年生の協議会に入ったが、当然、正解はないわけで、必死に考えた時間は、実に充実していた。

「校長通信:最近の教育事情NO2」を書く。ちょっと茶目っ気を入れて。

神戸先生から電話をもらい、夏に小中学校に導入予定の職員室グループウエアをソフトランディングさせるためにあれこれ考える。コンピュータ整備検討委員会として取り組まなければいけない課題は山積だが、やりがいのある仕事。神戸先生のように先の先まで読んで、いろいろと提案してもらえる方がいるのは実にありがたい。自分のグランドに引き寄せて、どう先をイメージしていくか、神戸先生のような思考ができる人がどれほどいるのだろうか。話を聞いても自分の場に引き寄せて考えない人がけっこういる。「話は聞きました」という事実だけしか残らないのは、悲しすぎる。

数学教育8月号の原稿を書き始める。締め切りは21日。う〜む、大丈夫とまずは自分に暗示をかける(笑)。久々に自分のHPアップ。忙しいときにわざわざやるような作業じゃないのに、と思いながら。すでに原稿逃避傾向。


2003年06月17日(火) PTA関連の仕事で半日