三楽の仕事日記
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2004年05月15日(土) IT日常化プロジェクト会議へ

IT活用日常化プロジェクト会議出席のために東京へ。

静岡大の堀田先生が旗振り役。今回、堀田先生に声をかけていただいたおかげで、全国各地で実践を積んできている方々と出会え、プロジェクト推進に関われることは実にうれしいことだ。自分は授業実践をすることはできないので、本校の先生方に今回紹介を受けた「これは教室で使えるぞ!」という機能満載の書画カメラ(実物投影機)等を紹介し、中学校での実践事例をできるだけ多く提案していきたい。

会議の中で、前から一度聞いてみたいと思っていた宮城県の皆川さんの実践を聞くことができた。赴任して2日ほどで自分の教室に無線LANを引いてしまったバイタリティや、ここぞ、というところでプロジェクタや実物投影機が授業で気軽に使われていることに関心。写真を主体とした発表はよく分かり、説得力もある。小牧市のコンピュータ研究委員会が今年度の目標としていることがすでに実現されていた。本市でも同様な活用実践があちこちの学校で日常的にできるようにされることを目標としていきたい。

懇親会では積極的な情報交換。前任校の小牧中職員室のグループウエアや個別プリント出力システム、通知表改革などは、とても関心をもって聞いていただいた。ついつい話がITから、小牧落語や環境の話に広がり、「エコライフのうた」「リピート山中さん」のPRも。また、堀田先生には光ヶ丘中学校の新HPのデザインや内容、更新方法などの評価を受け、勢いもいただいた。ということで、またまたアルコール量の限界を超え、真っ赤な顔をして新幹線で名古屋へ。そして自宅へ。

小牧は今日中にはとても帰ることができないような遠隔地と思われているようで、「今日はどこに泊まるのか」と聞かれる方が多かった。自宅までの時間を考えると確かにかかる。しかし、そこは限度を超えたアルコールの力で時が経つのも忘れ、あっという間に自宅到着したという気分。

東京への行き帰りで「行儀良くしろ」(清水義範著)と岩本良子さん講述録「よろこびいっぱい、人生いつも前向き」−私は世界一幸せな身障者です−を読了。清水氏の学力低下より日本文化の崩壊の方が問題である。文化の崩れをちゃんと修復していくことが、今日本の教育にいちばん大切であるという論は、ある意味、基本的な生活習慣をきちんと身につけさせること、それは大人もかなり危ないぞ!という警告だと読んだ。岩本さんは1m8cm、体重25kg、先天性骨形成不全症(つまりガラスのような骨)でありながら、普通自動車免許をとるわ、国際アビリンピック編み物で金メダルをとるわ、とすごい人。宿命は変えられないが、運命は自分で創れるものだとそれを実証する人生。世の中には本当にすごい人がいるものだ。


2003年05月15日(木) 取材で2時間とられる