| 2008年02月22日(金) |
AS NATURE MADE HIM |
昨日、"AS NATURE MADE HIM"読了。
「女の子として育てられた男の子」という惹句は それだけでインパクトがあるけれど、 前にも書いたように、この本はその男の子よりは、 その男の子の運命を翻弄した1人の科学者の話であるように思う。
マッドサイエンティスト、という呼称が相応しい、Dr. Money。 あくまで持論の正当性を主張し続ける彼は哀れでもある。
終盤に、Davidが自分の心情を率直に語る部分がある。 電車の中で読んでいて、泣きそうになって困った。
彼の、逆境に負けない強さと前向きさに、とても感銘を受けた。
シンプルでそれでいて真実味にあふれた言葉は、 説得力に満ち、私の心を揺さぶる。
過去はどうあれ、自力で自分を取り戻し、 自分の人生に全力を尽くすDavidの姿に、安堵する。
しかし、本が出版された後、Davidは自ら命を絶ったと言う。
原因が何かは誰にもわからないけれど、 幼いころに強いられた性転換がその一端を担っていることは間違いないだろう。
■AS NATURE MADE HIM の単語 abate 減少する、弱まる ※"her depression was abated." 読み進めば、症状が良くなったんだなってわかるけど、 この文だけを見ると改善したのか悪化したのかわからず、 ひどく心もとない気分になるのだ。 entreaty 懇願 destitute 極貧の、貧窮した insouciance 〈フランス語〉無頓着 tumultuous 騒然とした、無秩序の ※結婚に対する形容としてどうなのか acrimony とげとげしさ、峻烈性 ※こちらもBrianの結婚生活に対する表現 nadir 一番下、底、最悪の状態 ※"Brian's life reached its nadir after the divorce" lathe 旋盤(工) ※"a lathe in a metal-spinning factory" feud 確執、不和 dissension 〔集団の中で起きる〕不和、意見の衝突 pariah パーリア◆南部インドの最下層民、社会ののけ者 ※"social pariah sister" dire 悲惨な、不吉な ※"David's life today defied the dire prognosis." chauvinist 〔特定の性・集団・大義などに対する〕偏執的[狂信的]優越主義者 ruse 〔人をだますための〕策略、計略
本日の覚えたゾ! pane(窓枠)。
も一個ついでに、Prozac。 こういうの知ってるのと知らないのとで、 読むストレスはだいぶ違う。 言葉はカルチャーと切り離せないってこと。
|