| 2007年12月29日(土) |
ビューティ・クイーン・オブ・リナーン |
ビューティ・クイーン・オブ・リナーン を見てきた。
大竹しのぶと白石加代子が見たかったのだ。
見て良かった。 好きかと言われると好きではないのだけれど。
アイルランドのお話。 とことん救いのないヨーロッパのお話。 抗えない宿命。
全くストーリーを知らなかったので、 終盤、えっ!!と驚くことになった。
最後、舞台上に誰もいなくなり、 ロッキング・チェアがただ揺れているのを見たとき、 泣きそうになってしまった。
モーリーンも母親も関係なくて、 なんというか、ただ、そういうものの連鎖が悲しかった。
劇作家のMartin McDonaghはロンドン生まれで、 私より2つ年上。この作品が処女作だそうだ。 この暗さはもう少し上の世代のものかと思ったのだけれど、 ヨーロッパの歴史は伊達じゃないんだな。
本筋ではないけれど、「コンプラン」という飲み物が何度も出てくる。 老人用の栄養ドリンクのようなもので、水に溶いて飲むもので、 いくつか味があるらしい、というのが舞台からわかること。 雰囲気的には、ミロ(牛乳に溶かすやつね)みたいな感じだけど、 チキン味とか言ってたもんなぁ。少々興味あり。
ストレートプレイもたまにはいいもんだ。 私的には全く笑えないところで結構笑い声が起こっていて、 私が世の中からずれているのかしら?と思った箇所がいくつか。
私は基本的に、子が親を殺すのは仕方ないけど、 その逆は決して許されないと思っている。 物理的にも比喩的な意味でも、だ。
子の幸せを奪おうとする母というのは、 本当に見たくないし、やるせない。
■Eyes of a Child の単語 chipper 〈米話〉元気な、快活な ※昨日あんだけ飲んだのになんでそんなにchipperなの? diaphragm ペッサリー mandate 命じる foibles ささいな欠点、〔性格上の〕弱点 ※"foibles and vanity" brio 〈イタリア語〉生気、活気 ornate どぎつく飾りたてた、華美な ※"ornate lobby" loathing 強い嫌悪、憎しみ ※"his loathing for Richie" crockery 瀬戸物、陶器(類) hue 色相、色合い contemplate 〜を熟考する、〜をじっと見詰める ※"Chris seems to contemplate the bell tower of the church." trespasser 侵入者 exquisite 非常に美しい balmy さわやかな、芳香の、香りの良い、快い vehemence 熱情、猛烈さ、激しさ ※何度も出てくるんだけど。 satrap 副次的な統治者 parry 〔攻撃・質問などを〕かわす、そらす flunk 〔試験に〕失敗する ※"He's afraid he'll flunk the Rorschach test" discernment 優れた判断力 ※Chirs曰く、Richieには自殺するほどのdiscernmentはない。 taciturn 無口な、陰気でむっつりした laconic 簡潔な mesmeric 魅力的な snigger=snicker クスクス笑う argot 隠語 palate 口蓋 forbearance 差し控えること、辛抱、自制 Ouija board ウイジャ盤 ※ボードゲームの一種らしい。 pillory 〔罪人などを〕さらし台にさらす、〔人を〕責め立てる ※"the press get ahold of this and pillory him."
気になったフレーズ。
In the eyes of a child, everything that happens is about herself. どってことないけど、タイトルが入っているのでメモ。 前作にもちゃんと"degree of guilt"って出てきたな。Maryのセリフとして。
I don't think I'm worth it, Chris. And even if you believe it now, you won't later on. Chrisに誰よりも愛していると言われたTerriのセリフ。 「今はそう思ってるかもしれないけど、この先どうなるかわからないわよ」 っていう後半部分はこういう感じで言えばいいのか。
Richie、ようやく死んでくれました。 この先も波乱がありそうだけど、 Richieの小ズルさに振り回されるより全然マシだ。 大切な娘を洗脳されるより、ずっとマシ。
Chrisはやっぱり格好いい。いい男だ。
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