| 2007年10月05日(金) |
Schoolteachers and Sumo Wrestlers |
そんなこんなで、FREAKONOMICS。 気乗りせずダラダラ読んでるのでなかなか進まない。
洋書はこちら。 日本語版タイトルは、「ヤバい経済学」。
第一章のタイトルは、"Schoolteachers and Sumo Wrestlers"。
インセンティブとインチキにまつわる心理関係。 自分のクラスの子供たちの成績を改竄してしまう教師も、 八百長する相撲力士も、その心理は似たようなもんだという話。
まぁ説明されるまでもないかなぁ。 私も常に、小さなズルをするかしないか、 得るものの大きさはどれくらいか、 ばれたときのリスクはどうか、、、 ってことを考えながら生きてるもん。 (自慢にならん!)
相撲に関してはちょうど今旬なので(朝青龍と時津風)面白かったけど、 7勝力士と8勝力士が最終日に当たった場合の勝敗とか、 いまさら説明されなくても日本人なら気付いてることだし。 気付いてて何も言わないのも、その程度のことだからだし。
面白かったのは、データから裏付けを導き出していること。 DB好きとしては血が騒ぐ。
試験結果改竄を見つけ出すアルゴリズムとか。
相撲に関しても、記録はすべて残ってるわけで、 それをしかるべく統計処理かければ、結果は明らか。
んーそういうのって、楽しいよなぁ。 どういう風にデータをストアすれば、マイニングしやすいか、 とか、そういうモデリング方向に私の頭はついつい向かってしまう。
先日も書いたけど、相関関係と因果関係は違う、ってことと、 純粋にデータを分析するだけで見えてくることがある、 っていう当たり前のことが根本にあるだけで、 経済学なんてもんじゃなくて、 アメリカの時代的なものを扱った軽い読み物なのだと思う。
英語的には、数字を扱った部分とか、 物事の関係性がとっさには理解できないことが多くて、 少しひっかかる感じがある。 決して「難しい」ってんではないけど。
私の苦手とする比較級を使った表現が満載なので、 少しコレクションしてみようかな。
例えば、
A cheating teacher tends to be younger and less qualified than average.
とか。
私はせいぜい The teachers who cheated were younger than those who didn't. くらいしか言えない・・・ tend to との複合で、 しかもyoungerだけじゃなくてless qualifiedもつけるなんて・・・
パッと意味がつかめなかったのが、これ。
His collection rate was about 95 percent; he attributed the underpayment to oversight, not fraud.
collection rate がわからなかったんだよねぇ。 利益率じゃなくて、うーん、何?とか迷ってしまった。 ベーグルの売り方を考えればわかったはずなのに。 oversightがすぐに理解できなかったのも痛かった。
Adam Smith の本の中に出てくるという言葉が印象的だった。
How selfish soever man may be supposed, there are evidently some principles in his nature, which interest him in the fortune of others, and render their happiness necessary to him, though he derives nothing from it, except the pleasure of seeing it.
私がちゃんと意味を理解できてるかは、謎、かな。。。
Could any man resist the temptation of evil if he knew his acts could not be witnessed?
という問いに対するひとつの答えが、87%のyesだった、 というのがこの章の結びになっているのだけれど、 この問い自体が乱暴だと思うんだよねぇ。
職場にセルフサービスでおいてあるベーグルを ちゃんとお金を払って食べている人が87%ということなのだけれど、 この数字だけじゃ全然面白くない。
1個1ドルのベーグルで87%なら、 もっと安価なものならどうなのか、 逆に高価なものならどうなのか、 そういう比較が見てみたいんだなぁ。
透明人間になれたとして、 何一つ悪いことしない人なんてほとんどいないんじゃないかな。 どの程度の悪いことをするかが、個性でしょう。
男性は女性の着替えを覗く、という程度のことなら、 絶対やると思うけど。 そこで、道徳的に踏みとどまれるほうが不自然というか。
でも、絶対ばれないからといって、 盗みとか殺人までやるかというと話は別で。
どこまでなら許容範囲かというボーダーラインの引き方こそ 個性が現れる部分だと私は思うのだ。
■FREAKONOMICSの単語 primordial 原初の、最初から存在する、根源的な ※"Cheating is a primordial economic act: getting more for less." そりゃそうでしょうね。この文に関しては二点。 (1)「プリモディアルニュイ」っていうランコムのクリームを昔ずっと愛用してた (2)"for less"のようなforの意味がようやく体得できてるみたい brazen 真鍮製の、鉄面皮の、厚かましい、ずうずうしい ※不正が、"from brazen to subtle" prepubescent 思春期前の少年[少女] ※ってことは、"pubescent"が思春期の、なわけね。 demographic 〔年齢・身分・職業などがほぼ等しい一群の人々から成る〕層、人口動態 subpar 標準より下の、基準[平均]以下の ※"subpar student" tangential 正接の、接線の、脱線して、ほとんど関係ない egregious 実にひどい、とんでもない、甚だしい ※"egregious form of cheating" dour 気難しい、不機嫌な、厳しい mediocre 〔質・技能などが〕二流の、あまり良くない、可もなく不可もない sacrosanct 極めて神聖な ※"sumo is sacrosanct" entourage 側近、取巻き、側近者 on the bubble 当落線上の ※"wrestlers on the bubble"この場合は、7勝7敗の力士。 rig 〜を不正に操作する、八百長する ※"Sumo wrestler is rigged" quid pro quo 〈ラテン語〉〔同等の〕交換、お返し、報復 aberrational 常軌を逸した choreographed 演出された、振り付けされた utterance 発声、発話、ことば ※"In fact, the mere utterance of the words "sumo" and "rigged" in the same sentence can cause a national furor." impugn 〔人の言動・性格などを〕非難する、〔人の意見・能力・誠実さなどに〕疑いを差し挟む scrutiny 精密な調査、精査、監査、じろじろ見ること ※"media scrutiny" rife 〔好ましくないもの・事が〕はびこって、〔うわさが〕飛び交って sexcapade 〈米話〉性的にとっぴな行為、不倫 ※"sumo was rife with drug use and sexcapades, bribes and tax evasion." respiratory ailment 呼吸器疾患 bring in 〔利益などを〕もたらす、生じる、(中に)持ち込む、導入する recoup 〔損失を〕取り戻す oversight 見過ごし、手落ち、ミス、見落とし grimace 顔をゆがめる ※そろそろ覚えたい。+か−かが覚えられない。 retire 回収する、償還する ※"they had retired their mortgage." retireにこんな使い方があったなんて知らなかった。 stymie 邪魔する、妨害する、阻む chisel 〜を彫る、〈話〉〜をだます、〜をペテンにかける rogue はみ出し者、悪漢、ごろつき、悪党、詐欺師 embezzler 横領犯 tally 〜を勘定する、計算する hector 威張り散らす、〔弱い者を〕いじめる ※"hectoring note"、ベーグル代金を払わない人への警告文?? counterintuitive 直観で分かるものではない、直観に反した ※英会話で使った選挙の記事に出てきたのは覚えてたけど、 「直観でわかる」って反対の意味に覚えてたよ・・・ convene 〔会議などが〕招集される、開かれる、開催される soever どんな〜も、どんなに〜でも、全然〜でない
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